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ワーグナー(1813-1883)

CD 『ローエングリン』全曲 クナッパーツブッシュ&バイエルン国立歌劇場、ホップ、ビョーナー、他(1963 モノラル)(3CD)

『ローエングリン』全曲 クナッパーツブッシュ&バイエルン国立歌劇場、ホップ、ビョーナー、他(1963 モノラル)(3CD)

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    ハッチ  |  愛知県  |  不明  |  2021年03月18日

    「ローエングリン」は「トリスタン」と並ぶワーグナーの傑作。 ワーグナーと言えばクナと言うくらいワーグナーのスペシャリスト。 バイエルンのクナのワーグナーということがどれだけ大きな意味を持つか?

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  • ★★★★★ 

    黒熊怪  |  千葉県  |  不明  |  2016年03月06日

    大ワーグナー指揮者クナーとハルトマンの伝統的な演出によるローエングリンがとうとう日の目を見た。ミュンヘン・プリンツレゲント劇場の実況録音に共通した音のバランスと解像度の偏りはあるが、ともかく、ワーグナーの楽劇を演奏するように作られた特別の環境で、ロマン的な特質と劇的な要素が融合した、手作りのドイツ音楽を堪能できる見事な演奏となっている。クナーお気に入りの有名な白鳥を囲んで、ハルトマンとユルゲンスとご満悦という写真が載っている。いつもの非常にゆっくりとした演奏とは異なり、楽しみの演奏後のトランプの打ち興じに間に合わせるため、あれよあれよと終り、早めのテンポで一気加勢に進む、淡泊な演奏という感じを覚える。クナパーツブッシュという巨匠は、聞く人がそのような錯覚に陥るほど、伸縮自在に時間を引き延ばしたり、早めたりできる魔法のような力を持っていた。ワーグナー自身は移行の達人と称していたが、その特質を受け継いでいる。アットホームな内輪の集まりの演奏のような親しみがあり、それでいて広大な音楽の拡がりを随所に感じさせる、幻想的な夢のような印象。あとはこれでいよいよ、タンホイザーを残すのみとなった。

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  • ★★★★★ 

    Perfect Wagnerite  |  東京都  |  不明  |  2016年01月28日

    『クナ独特の大見得切った迫力』成程うまいことを仰る。そうまさにこれは歌舞伎のノリに近い演奏です。その変幻自在な tempi設定が slowさばかりが巨匠の特徴の様な一般的な評価を覆すに十分ですし、トリンヌさんが指摘されているオケと舞台のズレ(第三幕の第3場の間奏曲では殆ど崩壊状態) すらも、dramaturgiesとしてのその場の感興に煽られた所産と思えば寧ろ自身も昂奮しているであろうpit内の75歳の巨匠その人を想像出来て微笑ましい。「音楽の一回性」とはこのことでしょう。正確ばかりで腑抜けの様な昨今の Wagner 上演とは裏腹な生きた即興が此処には在る。 そしてその真打ちが他でもない Astrid Varnay ということになります。実際当夜の歌手陣で、彼女のみが「クナの腹筋」と言われたタメと完全に呼応し時には大御所から豪壮な fortitissimo をも引き出していて、特に第二幕第2場の「復讐の誓い」での嬰イ音の突き抜ける恫喝と大詰め第三幕第3場の”Fahr heim!” の戦慄的な咆哮にそれは雄弁に表現されています。中音の独特な翳りが魅力とはいえ、その高音が詰まり気味で性格表現にも限界のあるHans Hopf や、声色が可憐とはいえ、前歯の2つでも欠けたようで少し鼻にかかった発声の Ingrid Bjoner あたりは最早好みの問題ですね。今一つ乗り気でなく流しているかの様な第一幕に始まる当夜の公演は、第二幕の Ortrud の第一声”Ich kann nichit fort” から俄然緊張度を高め、第二幕末で無類の大伽藍を形成した後、その熱気をそのまま一気呵成に維持して終わる。こんなに骨の髄まで楽しめる上演はめったにありません!

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  • ★★★★★ 

    ろく  |  東京都  |  不明  |  2015年12月17日

    パルジファルの後日譚。クナの雄渾な指揮はいっそうその思いを強くさせるものです。

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  • ★★★☆☆ 

    トリンヌ  |  神奈川県  |  不明  |  2015年12月15日

    思った以上に淡々とした調子で音楽が進められていくのが意外だったが、それだけでは当然終わらないのがクナの本領。テンポの使い分けに相当の理由のあることがこの録音からよく分かる。仄暗い情念を醸しつつも力強いホップのローエングリンは初めて聴いた。ビョーナーの柔らかな声も良かったし、ヴァルナイは言わずもがな。だがオケとコーラスに精緻さが欠け、オケと歌手達とが多々ずれていたのには少々がっかりした。なお、歌手の立ち位置によってウザい位の残響があるだけでなく(第一幕のホップが特に酷い)、殆ど聞こえなくなってしまったりするが、録音の価値を何処に見出すかによってその瑕疵も担保されるだろう。

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  • ★★★★★ 

    mari夫  |  東京都  |  不明  |  2015年12月12日

    ファンからすれば21世紀の今頃になってクナのワグナー・レパートリーの中で「欠番」になっていた「ローエングリン」の「出現」はまさに事件であり、祝福だろう。クナはバイロイトではこの曲を振らなかった。これはハルトマンのもっと保守的な演出で(同時期にヴィーラントはシュトゥットガルドでこの曲の新演出をかけたのだと言う)、もう死に近づいていた老巨匠も安心して指揮が出来たのかもしれない。彼の古巣であったミュンヘンでのワグナー演奏のライブ録音は「トリスタン」(50)「名歌手」及び「黄昏」(いずれも55)以来だが、63年なので音質が劇的に向上しているかという期待は残念ながら裏切られるだろう。やや音のエネルギーに乏しい「トリスタン」よりは良いが、55年の二演目よりは、音の明確さには欠けている。テープの保存状態が良くなかったのかもしれない(劇場の副支配人のアーカイブにあったのだと書かれている)。でも、まぁ、期待しすぎなければ、クナの唯一無二の「ローエングリン」を堪能することは十分出来る。最初の前奏曲は音質もオケもともに不安定だが、それはやがてリカバーされ、クナ独特の大見得切った迫力が、とくに各幕のエンディングで聞ける(とくに三幕の幕切れのティンパニ!)。三幕の前奏曲と結婚行進曲は、如何にもバヴァリア風と言うか田舎風の素朴で豪放磊落な演奏。これぞクナと言う感じです。当時のこの歌劇場の常連を揃えた歌手たちも素晴らしい。ホップの若々しいタイトルロールが名乗りを上げるところはクナの前奏共々に感動的。ビヨルナーとヴァルナイのスェーデン勢二人も素晴らしい。他の男声陣も文句ない出来映え。それとこのカバーのデザインもとてもいい。

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