交響曲全集 ラトル&ベルリン・フィル(4CD+2BD)
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ドクロちゃん | 大阪府 | 不明 | 2015年11月06日
シベリウスイヤーの最後に大御所登場。さすが期待を裏切らないアンサンブルと高水準な録音。派手になりすぎず、重厚感があり、颯爽とした中にも新たな気づきがある。聴きすぎてマンネリ感のある2番もとても新鮮。さらにブルーレイの映像とオーディオでは最高峰のオーケストラを心行くまで堪能できる。3番や4番なんて実演に行かなければ見られないと思っていただけに嬉しさ倍増。この作品が今後シベリウスのシンフォニーのスタンダードとなる、そんな気さえする。…だが、先日リリースされたカムの全集やその他フィンランドの巨匠たちの録音を聴いたときにじわじわと沁みてくる土着感や郷土愛のような感覚はここでは希薄である。やはりフィンランドでの録音は気候や湿度や温度が音に影響するのだろうか。良い悪いではない。ただ私は大好きなシベリウスを聴くときには、まだ見たこともない北の大地を空想させてくれる録音の方がより共感できるのである。4人の方が、このレビューに「共感」しています。
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