チェロとピアノのための作品全集〜チェロ・ソナタ全集、変奏曲集 ジャン=ギアン・ケラス、アレクサンドル・メルニコフ(2CD)
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mari夫 | 東京都 | 不明 | 2019年01月11日
ファウストとメルニコフのソナタ全集と対になる企画で、特徴も出来栄えもそれと並べられる。現代の最高峰というべきだろう。楽器自体はモダンだそうだが(でもピアノはスタインウェイではなさそう)。ケラスのチェロのヴィブラート、メルニコフのピアノのペダルはともにかなり抑え気味。発音の見事さ、リズムの生気が目覚ましい。とりわけ、特筆すべき演奏は四番のソナタと魔笛の変奏曲かな?それらの構造が浮き出てくる名演。三番のソナタでは三楽章のイントロでのリヒテル(ロストロトの演奏)の美しさが忘れられないが、このメルニコフも引けを取らない。しかし、ヴァイオリンとチェロのソナタ全部を入れているのにピアノ・ソナタはやらないのかな、メルニコフ(満を辞している?)。期待が高まる。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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