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シューマン、ロベルト(1810-1856)

CD 室内楽作品集〜シューマン:6つのカノン風小品、3つのロマンス、ホリガー:ロマンセンドレス、他 ホリガー、ルージンガー、ケルニャック

室内楽作品集〜シューマン:6つのカノン風小品、3つのロマンス、ホリガー:ロマンセンドレス、他 ホリガー、ルージンガー、ケルニャック

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    うーつん  |  東京都  |  不明  |  2019年06月22日

     オーボエの名手にして、作曲・指揮など理論と実践の両面を極めているホリガーの面目躍如たる一枚として面白く聴けた。そういえばシューマンもピアノ演奏・作曲・理論・文学・評論・出版など多方面に明るかったのでその意味でも両者には共通する部分もあるのだろうか。     ホリガーが深く傾倒しているシューマンを軸に自作や編曲交えシューマンと対話するかのようなプログラムはかなりマニアック。渋めの小品からオーボエが豊かに歌いはじめ、Op.94に移ろいロマン的な香りを漂わせていき、ホリガーの自作へガラッと染まる。   シューマンへのオマージュというかシューマンの人生への考察を音楽にしたのだろうか。やがて狂気にむしばまれていくシューマンの内面を現代音楽として表現したものと解釈している。決して聴きやすい曲とは思えないが、これが中心にあることで前後の曲に「ただのロマン派の作曲家ではない」というメッセージが加わり、曲にも深みと苦みが添えられていく。 妻・クララや盟友J.ヨアヒム、シューマン夫妻と深いつながりを持つにいたるブラームスの影(影も”灰”色と言えるだろうか?)が垣間見え、シューマンの人生の絵巻を1枚にまとめたようなディスクとしても聴こえる。     ”灰”と”灰色”が違うのは承知しているが、聴いた感触として、天真爛漫な明るい”白”でもなく、救いようのない暗い”黒”でもない。どちらの性質を持ちつつ、そのどちらでもない”灰色”に包まれたディスクにも感じる。  オーボエが好きな方、シューマンが好きな方、ホリガーに興味を持つ方はもちろんだが、音楽の”精神の系譜”を考えてみたい方にもおすすめしたい。

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    憲一郎  |  Saitama  |  不明  |  2015年10月06日

    演奏は素晴らしいと思います。ただ「灰の音楽」は暗い。作曲者ホリガーの怨念なのかシューマンの絶望なのかわかりませんが、暗く晦渋なばかりで私にはよくわからず、音楽として楽しむことができませんでした。6つのカノン風小品は美しい曲で、オリジナルのペダルピアノやドビュッシー編曲の2台のピアノ版などいろいろなバージョンがありますが、このキルヒナー版も聴いてみたくて購入しました。これも一聴して美しいのになぜか暗い。私にはピアノ版のほうがよいようです。アルバム全体がジャケットデザインのような暗さです。そんなわけで星3つです。

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