プロコフィエフ自作自演集〜ロメオとジュリエット、ピアノ協奏曲第3番、ピアノ曲(2CD)
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ユローヂィヴィ | 大阪府 | 不明 | 2014年03月30日
1932、35、37、38年に録音されたプロコフィエフの自作自演集。 思っていたより音質は良かった。 プライベート・コレクションの録音は時おり楽譜をめくるような音が入っていて、それがまた生々しくっていい。 ピアニストとして、指揮者として、そしてプロコフィエフが自身の作品の解説をしている録音まで聴くことができる。 プロコフィエフの声を聴くことができるのも、おまけのようで嬉しい。ただロシア語でないのが残念だ。 解説はOp.65や子供の作品についてのもので、発音に多少クセがあるが流暢な英語だ。 ピアニストとしてのプロコフィエフは、どの作品でも素晴らしい演奏を聴かせてくれる。全ての曲において名演と言えるだろう。 バレエ音楽『ロミオとジュリエット』の組曲第2番はモスクワ・フィルを指揮した録音で、メロディーと伴奏部分が絶妙な音量で入っており、当時の録音技術がどれくらいの水準か分からないが、スタジオでのミキシングでそれほどパート別の音量を微妙に調節出来たとは思えないので、プロコフィエフは指揮者としても並々ならぬ力があったことだろう。 プロコフィエフのファンとしてはバイブルのように必ず手元におきたい1枚だ。(もっともCDとしては2枚組だが。)1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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