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モーツァルト(1756-1791)

CD ピアノ協奏曲第21番、第27番 ラルス・フォークト、パーヴォ・ヤルヴィ&フランクフルト放送交響楽団

ピアノ協奏曲第21番、第27番 ラルス・フォークト、パーヴォ・ヤルヴィ&フランクフルト放送交響楽団

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    村井 翔  |  愛知県  |  不明  |  2013年10月07日

    EMI時代からご贔屓だったフォークトの最新盤だが、27番は2007年10月、21番は2008年10月の録音。つまり、ボルトン指揮で前に出ていた20番/23番と同時期の録音だ。20番などは日本でやったハーディングとの共演(この時は楽器はモダンだが、スタイルは完全にピリオド)の方が遥かに良かったが、今回の2曲はとても良い。そんなに曲を「こねくりまわす」ような解釈ではないが、自発性は申し分ない。このピアニストの武器である弱音部のニュアンスの豊富さと美しさが大いに生きていて、21番第1楽章での短調のエピソードなどはとても味が濃い。第2楽章は素直に歌っていて、かの名旋律が戻ってくるところでは、旋律装飾の代わりに響きを殺したピアニッシモで始めるというのも、実にいいセンス。この曲での大きな楽しみである両端楽章の自作カデンツァも素晴らしいが、老獪な内田/クリーヴランドなどに比べると、彼はまだ素直だ。アラン・タイソンによる自筆譜研究によれば(まだ定説ではないが)、「最後の年」ではなく1788年、つまり三大交響曲や26番「戴冠式」協奏曲と同じ年の作品だという27番も全くストレートに弾かれていて、ここでも第2楽章では旋律装飾を最小限にとどめている。これはこれでなかなかの見識、やり過ぎよりは遥かに良いと思う。

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    まさおさん  |  東京都  |  不明  |  2013年09月22日

    モーツァルトピアノ協奏曲21番、この曲をいままで何回聴いたことか。このCDはそんな名曲を改めて新鮮な気持ちで聴ける演奏です。フォークトのピアノは昔のウィスキーのTVCMの名コピー「なにも足さない、なにも引かない。」を思い出させる素敵な演奏です。特に第一楽章のカデンツァは、モーツァルトに寄り添うかのような出来で素晴らしい。CMのコピーはこう続きます「ありのまま、そのまま。この単純の複雑なこと。」まさしくモーツァルトの音楽のことを言っているかのような偶然の一致に驚きます。続く27番は、この曲にしてはいささか元気がいい演奏のように感じました。でもそれはフォークトとヤルヴィが「ピアノ協奏曲27番は白鳥の歌」だという思いを取り払っただけなのかもしれません。モーツァルトはこれが最後のピアノ協奏曲となることなど考えてもいなかったはずなのですから。

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