Comp.symphonies: Szell / Cleveland O +manfred Overture, Weber
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フォアグラ | 愛知県 | 不明 | 2017年02月25日
セルはインタヴューで「シューマンのスコアの改訂は最小限でなければならない」と言っている。しかし、私の知る限り、ステレオ以降のスタジオ録音でセルほどシューマンのスコアをいじった人は他にいない(マーラー版除く)。その改訂も疑問のある部分が多すぎる。例えば、2番第1楽章展開部のトランペットの警告をカットしてしまっているが、これでは荒れ狂うシューマンの心情を表現しているとはとても言えないだろう。私はセルが大好きだが、このシューマンについてはペケだ。またいまだにこの演奏を評価する人が多いのも不思議である。シューマンは揃えばいいというものではないのだ。5人の方が、このレビューに「共感」しています。
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J.BRAHMS | 神奈川県 | 不明 | 2014年08月18日
セルが成し遂げた名演の数々の中でも屈指の名盤です。シューマンは一般に管弦楽法が得意でない(木管、弦を重ねすぎる?)と言う方もいますが、セルの演奏で聴くと響きが洗練され、かつ輝きに満ちています。緩徐楽章の情感も豊かです。録音もこの年代にしては優秀です。セルの演奏はLP時代にブラームスのピアノ協奏曲(1番はカーゾン、全曲はゼルキン)で聴き始め、只者ではない指揮者と思い、次にシューマン、メンデルゾーン、ベートーベン、モーツァルト、ドヴォルザーク等と聴き進みました。LPの音質が悪かった為もあると思いますが、一般には単なる完ぺき主義者と受け取られがちだったと思います。リマスターによるCD、SACDを聴き込むとその揺るぎ無い構成、バランスそして情熱の輝きが一貫しておりその芸術の奥深さをしみじみ感じます。本演奏もその様な表現が出来る真の名盤と思います。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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