管弦楽曲集第3集〜劇的交響曲、協奏的作品集 ラ・ヴェッキア&ローマ響、ブロドスキー、ノフェリーニ、ベルトーリオ、スクックリア(2CD)
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風信子 | 茨城県 | 不明 | 2018年07月31日
先ずは”劇的交響曲”だ 演奏に1時間を超える大曲 シンフォニーはこれ一曲しか書いていない 稀有壮大な船旅に出たような大らかで神秘性を伴った出だしに吸い寄せられていく自分がいる 色彩感よりもモチーフの積み重なりがフレーズを生みやがて大きなうねりとなって広がっていく 見事なボディを持った大道を往く交響曲だが コンサートで聴く日はあるのだろうか 劇的というよりは悠揚迫らぬ三楽章交響曲を聴くだけでも価値がある その他はコンチェルトだ Vn, Vc, Pfが二曲 “グレゴリオ聖歌風協奏曲”以外は単楽章だから幻想曲とも言える 四人のソリストを招いて ヴェッキアとローマSOは才気煥発にして闊達な演奏を展開している ブロドスキーを筆頭に4人のソリストが熱演している コンチェルトのレスピーギは絵画的な描写をする音楽ではなく 切々と訴えかけるように想いの丈を投げかける歌を届ける ローマ三部作だけを念頭に聞くとレスピーギと分からないかもしれない この一巻には激しく胸打たれた 朋よ聴こう あなたも如何0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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