マーラー(1860-1911)

CD Sym.1: Walter / Columbia.so

Sym.1: Walter / Columbia.so

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    禅済  |  三重県  |  不明  |  2021年07月21日

    日本でのマーラー・ブームの火付け役になった演奏。LPは発売前から(たしか「ワルター最後の録音」と)話題になり、私も発売を待ちかねて「これはディスプレイ用だから」と渋る店員から奪うようにして持ち帰った(もちろん代金は支払ってます)。演奏は今更言うまでもないが、ワルターらしい柔らかく芳醇な歌に満ちており、高齢のワルターが青春の喜びと苦悩をこんなに表現できるのかと思ったものだ。LPは第3楽章の途中でレコード盤を引っくり返さなければならなく、途中で音楽の流れが中断されるのが不満だったが、CDでは勿論その心配はない。十数種の録音を聴いたが最後はワルターに戻ってしまう。

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  • ★★★★★ 

    rela-cla88  |  愛知県  |  不明  |  2021年03月25日

    名盤の誉高いワルター のマーラー「巨人」です。私が知る、マーラーの下で直接関わった指揮者はワルター とクレンペラーですが、弟子の演奏した「巨人」はこのワルター の演奏だけですかね。まさしく青春の交響曲と言った感じで、マーラーの息吹が若々しく歌われています。ワルター らしい温和な音ですが、表現は大きく、情熱が伝わってくる演奏。細かなテンポの揺れよりも、全体の大きなうねりを大切にすることで、この交響曲に込められた感情を歌いあげています。最終楽章は恰幅のある大きな振り幅で進み、コーダの金管の迫力は最大に高揚し、素晴らしく立派な響きです。永遠に残る演奏のひとつでしょう。更に良質な音で聴いてみたいですね。

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  • ★★★★★ 

    ハッチ  |  愛知県  |  不明  |  2021年03月20日

    マーラーの愛弟子によるタイタンの決定版。 ソニーのステレオ時代の栄光の時代の代表作。

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  • ★★★★★ 

    困ったお父さん  |  三重県  |  不明  |  2021年03月03日

    なんと心優しい「巨人」なのでしょうか!青年の苦悩を包み込むような表現、特に第3楽章は絶品です。コロンビア交響楽団も好演していると思います。

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  • ★★★★★ 

    まりちみ  |  富山県  |  不明  |  2013年05月01日

    マーラーの巨人といえば、このワルターのステレオ盤でしょう。コロンビア響との共演した一連の作品の中ではブラームスの4番と双璧を成すアイテムです。今回ブルースペックでの再発ということで思い切って買い換えました。期待通りでした。

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  • ★★★★★ 

    eroicka  |  不明  |  不明  |  2012年05月15日

    30年ほど前は、マーラーの巨人といえば、このワルターのステレオ盤か、バーンスタインNYP盤がまず代表的名盤とされ、その次にショルティやメータ、テンシュテット、クーベリック、ハイティンク…といった評価が音楽評論や愛好者の支配的考え方だった。青春の挫折や狂気、感覚美や高い名人技…多種多様な名演がその後現れ、いまやワルターの端正で穏健、禁欲的な古典的表現は幾分古臭さが感じられるのは否めない。覇気やオケの緊密さでは、50年代のNYフィルとのセッション録音や、NBC交響楽団やバイエルン放送交響楽団などとのライヴの方が面白みはある。しかし、師マーラーと共に過ごした若き日への挽歌のようなしみじみした表現が随所にあふれ、独特の魅力を放っている。挫折に狂おしく身もだえし死の願望に悩むといった若き日のマーラーの不安定な心の側面は影をひそめ、穏やかに青春の挫折を回顧するといった趣だ。オケのサウンドの洗練はもう一つだが華やかな響きは好感が持てる。高齢だったワルターがよくぞステレオ録音を残してくれたと感謝せずにいられない。

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  • ★★★★☆ 

    TKOクラシック  |  神奈川県  |  不明  |  2012年03月16日

    最近のようにマーラーの作品が多く録音され、スコアが読み込まれ、オケの技術も高いという状況において、当盤はいにしえの名盤かもしれません。狂喜乱舞の高揚感のあるマーラーではありませんが、第3楽章の語り口は、他の盤にはない魅力を感じます。技術的には素晴らしい録音がありますが、私にとって、いまだに当曲の決定盤はなく、ついこの盤を聴いてしまいます。

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  • ★★★★★ 

    shef  |  栃木県  |  不明  |  2011年08月01日

    ワルターのこの演奏との付き合いはレコード時代から。 私にとって巨人の原点だけでなくマーラーの原点。 とはいえ、これまで数多くの1番を聴いてきたが、いまでも大好きな演奏であることは驚きに値する。いろいろな解釈や演出を備えた演奏もあったが、ワルターの巨人は「太い毛糸、それも生地(油抜きしていない)で、ざっくりと編んだ、着こなしたフィッシャーマンセーター、それもちょっと大き目の」のようだ。 少々汚れていようがほずれがあろうが、暖かく抱かれるような安堵感とほのかな母性愛を感じられる。羊のかすかな匂いがヒースに覆われた緑の丘を連想させる。マーラーが求めたのも、こんな感情なのだろうな、と同感できる。 そうした親密さを感じられるのも、長年聴き込んだせいかもしれない・・・・。 もうこうなる理屈がどうこう言う問題を通り越してしまうのだが、個人的な経験から言って、聴いて欲しい巨人であることにはかわりはない。

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  • ★★★★★ 

    HTS  |  東京都  |  不明  |  2011年06月30日

    昨年はマーラー生誕150年、今年は逝去100年とマーラーを取り上げた記念コンサートも多い。実はこのワルターの演奏、マーラー生誕100年、逝去50年の記念年に重なる。半世紀前、この録音のLPが超豪華な装丁で発売された。紙製のジャケットではない。トスカニーニ、フルトヴェングラーの2大巨匠が世を去り、残念ながらステレオ録音を残せなかった。一人ワルターがステレオ録音をどうにか遺す事ができた。得意のモーツァルトは他の巨匠の録音もある。ベートーヴェンは更に録音が多い。しかし、マーラーの愛弟子のワルターによるマーラーの演奏は他の演奏と比較する事さえ無意味である。作曲家の心を忠実に表現する演奏はワルターにして出来得た事。 半世紀の歳月が過ぎたとはいえ、もっともっと評価され、この曲のバイブルと評価されるべきである。

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  • ★★★★★ 

    ushio  |  東京都  |  不明  |  2010年10月18日

    よく言われる、「コロンビア交響楽団は、ロスフィルなどのメンバーの寄せ集め」というのは真っ赤な嘘。アメリカの資料見れば一目瞭然。この「決定盤」に対する非難は多い。「粗い」「薄い」「録音が古い」・・・確かに、コロンビア響は洗練されているとは言い難いが、今のBPOのシンセサイザー音響と比べると、私にとってははるかに好ましい。終楽章で「テンポが進まない」などと言う批判も!これにはびっくり。初心者、もしくは80年代以降に生まれたファンは、即物的演奏に慣れすぎて、テンポの変化というものを知らないのでしょう。かわいそうなことです。あの「イン・テンポのショルティ」ですら、実はかなりテンポをいじっているのです。旧世代巨匠世代のワルターならなおさら。音楽がわからないのなら、投稿などするべきではない。

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  • ★★★★★ 

    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  2010年05月05日

    マーラーの直弟子であるワルターやクレンペラーは、すべての交響曲の録音を遺したわけではないが、録音された交響曲については、両指揮者ともにいずれも水準の高い演奏を行っていると言える。交響曲第1番は、クレンペラーが録音していないだけに、ワルターの独壇場ということになるが、マーラーの弟子の名に恥じない素晴らしい超名演と高く評価したい。同曲は、マーラーの青雲の志を描いた、青春の歌とも言うべき交響曲であるが、死を数年後に控えた老巨匠であるワルターの演奏には、老いの影など微塵も感じられず、若々しささえ感じさせる力強さが漲っている。マーラーの交響曲中、第4と並んで古典的な形式を維持した同曲に沿って、全体的な造型を確固たるものとしつつ、生命力溢れる力強さから、抒情豊かな歌い方の美しさに至るまで、マーラーが同曲に込めたすべての要素を完璧に表現している点が実に素晴らしい。むしろ、マーラーが人生の最後の時期に至って、過去の過ぎ去りし青春の日々を振り返っているような趣きが感じられる演奏ということが出来るのかもしれない。コロンビア交響楽団も、ワルターの統率の下、その編成の小ささをいささかも感じさせないような好演を示している。音質もDSDリマスタリングによる鮮明な音質であり、可能ならばSACDやBlue-spec-CDで発売して欲しいと思った聴き手は私だけではあるまい。

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  • ★★★★★ 

    音吉  |  兵庫県  |  不明  |  2010年01月04日

    流山のWAKEIさん。よくぞ真実(と思われる)を語ってくださいました。 貴方の意見に200%同感です!西洋音楽(ドレミファで出来た奴)を、そこそこの西洋人奏者(ロスのオケメンバーは当時は大半がNYPあたりに比して超一流ではない、のでは)が、どう表現(各奏者の演奏の仕方も解釈も)するのか?やらねばならぬ最低線は完璧にクリアしている、という見本もいいとこ、と思いまっせ。例えば世界に冠たる名手揃いと云われる日本の超有名オケ連を聴くにしても、管楽器セクション(特に金属製)ではいつも「9割がた」泣(←感激とちゃう)かされる<ちなみに弦打関係では4割がたはある>。どう泣かされるか?はお口にチャックや。そういうもんには金返せとも言いとうなるが、このコロムビアオケには逆に金を積むなぁ。ハーモニー感もええなぁ!芸術的リズムの扱いは100点満点かもな。 クラシック(とりあえずは芸術だよね)演奏でのプロってなんじゃい?とも思う。ところでや、このワルター爺さんはフルベンやカラヤンとは違う何かオッソロしいオーラ出てる様にも感じたで!どう?

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  • ★★★★★ 

    黒い帳面  |  神奈川県  |  不明  |  2009年09月30日

    数多く録音されているマーラーの1番を最初に聴くなら、このワルター&コロンビア響だ。ロマンティックな曲を探している人は必聴盤。以前持っていたSONY製のCDは音が硬く、現在はアナログ盤で聴いている。SONYはこの盤を再発売するなら音を改善することを望む。それができなければ、他のレコード会社にもこの盤の発売を許可してほしい。

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  • ★★★★★ 

    robin  |  兵庫県  |  不明  |  2009年06月20日

    指揮者次第で2流、3流のオケが1流の演奏をするし、1流のオケが3流の演奏をすることは周知の事実。この曲の永遠の名盤たること間違いなし。すっきりしていながら、じつに彫りが深い。その中に愛情が一杯込められている。今後いくら録音技術が進んでも、このcdを凌駕する演奏のcdの出現は難しいと思う。最近、本曲の4種のcdを聴いたが、驚いたのは、ミトロプーロス、nypoの1960年ライヴのモノラルhunt盤。終楽章はワルターに匹敵するかそれ以上かもしれない。ステレオでないのが残念。マルケヴィチの2種のcdが廃盤なのも残念。

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  • ★★★★★ 

    wakei  |  流山  |  不明  |  2009年02月05日

     ロス・フィルは三流楽団ではないし、コロンビア交響楽団は各セクションのトップには全米から優秀な人材を集めたと言われ、決して下手な楽団ではなかった。この巨人は、契約の関係でバーンスタインに優先権があったので、録音後、バーンスタインにテープを聴かせたところ、バーンスタインは涙を流して感動し、自分はもう一度勉強しなおすから、ワルターのを先に販売してよいと許可したという話がある。バーンスタインは「三流楽団のへぼ演奏」に涙を流したのだろうか。私はこの演奏にあふれている「歌」が大好きだ。

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