『ローエングリン』全曲 バレンボイム&ベルリン国立歌劇場、ザイフェルト、マギー、ポラスキ(3CD)
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TOCHIPAPA | 広島県 | 不明 | 2015年10月30日
この演目、結局、このCDがいちばんいいかな、と思ってついこれに手が出ます。 90年代では珍しいセッション録音だけあって音もいいし、歌手陣が素晴らしいです。 パペ、トレケル、シュトルックマン、まさに豪華な顔ぶれ。 ポラスキーはW・マイヤーとならんで好きなワーグナー歌手だったのですが、ディスクが少なく、これも個人的には嬉しいところです。 ザイフェルトはポップの旦那さんだった人、というくらいしか知りませんがいい声ですね。 エミリー・マギーも、バイロイトのダッシュみたいに初々しい感じが良いです。 ベルリン国立歌劇場、音が綺麗ですね。 この曲、迫力あるところであまりうるさく鳴らされると興ざめするところ、いい具合のバランスで盛り上げてくれると思います。 そして、それを引き出してるのが、バレンボイムの棒なのでしょうね。 来日公演のトリスタンも素晴らしかったです。 こういうディスクはなかなかないんじゃないかな、と聴いていていつも思います。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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オペラかじり虫 | 兵庫県 | 不明 | 2012年02月20日
作曲家自身が自らカットした、第3幕のローエングリーンの「グラール語り」を全曲歌った初の録音として意義ある存在です。自分は誰か、という前半とどうしてエルザの危機を知ったか、という後半(これが通常では歌われない)を復活。演奏はさすがに3幕は力がこもり、ザイフェルトも気合を込めて歌っています。国内盤のバレンボイムの文章によれば、このオペラは「初演以来許しがたいほど粗略な扱いを受けてきた」そうで、そのため完全版を目指した、とあります。演奏云々はともかく、いかなバレンボイム嫌いでも聴くべき録音かと思われます。実は、私メも彼の全作品BOXを買うほどのファンではありません。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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