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ベルリオーズ(1803-1869)

CD ベルリオーズ:幻想交響曲、ドビュッシー:『海』、ストラヴィンスキー:レクィエム・カンティクルス ミュンシュ&パリ管弦楽団(1967 ステレオ)(2CD)

ベルリオーズ:幻想交響曲、ドビュッシー:『海』、ストラヴィンスキー:レクィエム・カンティクルス ミュンシュ&パリ管弦楽団(1967 ステレオ)(2CD)

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    浜っ子  |  愛媛県  |  不明  |  2021年02月27日

    幻想交響曲はこの指揮者とオケのスタジオ盤で楽しんでおりましたがこのライブ盤を聴いて驚愕しました。指揮者、オケとも燃えています。現場ではどのような感じだったのでしょうか。聴いているだけで興奮して体が揺れてきます。

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  • ★★★★★ 

    thedreamofgerontius  |  京都府  |  不明  |  2017年05月15日

     「幻想交響曲」の音盤は多く聴いております。ミュンシュ/パリ管弦楽団のスタジオ録音は非常に高名で、名盤誉れ高いものですが、自分には合いませんでした。他のミュンシュの録音も聴いておりますが、「これは」と思う演奏はありませんでした。しかし、この演奏はほんとうに凄い。CDで聴くだけでもこんなに凄いのだから、当時の聴衆は腰を抜かしたことでしょう。数多い幻想交響曲のCDのなかでも特筆ものですし、(あまりたくさんは聴いていませんが)シャルル・ミュンシュのCDのなかでも特に秀でたものだと思います。一言で言うと「超・猛演」ですね。

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  • ★★★★★ 

    免努苦齋  |  愛知県  |  不明  |  2013年03月04日

    なるほど、聞き出して直ぐにただならぬ気配、緊張感に気付く。この演奏にはあえて古臭い”裂ぱくの気合”という言葉が相応しいと思った。 聞き終わってジャケットの写真をよくよく見れば、なんとムッシュ・ミュンシュは右手に拳銃を握っているではないか!左手は画像が流れていてよく判らないが、どうやら短剣かナイフを振り回している!ようだ。かように指揮者に銃と刃物でもって脅されては、さしものパリ管も命がけの演奏をせざるを得まい(笑)、とまあいった超絶的演奏の記録である。  持ってないので旧盤との音質差は云々できないが、これで充分、ましてや他と比較して演奏の良し悪しなぞ言って何になろう。これもまた、演奏行為という人間の営みの一つの極限の有り様である、と言っても決して大袈裟なものの言い様ではないだろう。このような記録がこれほどの音質で残されていたことに感謝したい。

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  • ★★★★★ 

    てつ  |  東京都  |  不明  |  2013年03月02日

    クリュイタンスの日本ライブは持っているから、今回のセールではこれを買ってみるかな・・という程度の動機で購入しましたが、大正解!幻想は冒頭から「いい演奏」ということがわかります。何が良いかというと、まず記念すべき演奏会ですから当然気合が乗っていて、ダイナミック。ティンパニも第一楽章から全開。427小節以降をこんなに鳴らすなんて嬉しくなります。ということで全曲に亘り高テンションの白熱演奏。幻想というのは青年の妄想ですからこのテンションが正しいのか・・と納得。強弱・テンポの幅も広く、パリ管もよくついていくな、と感心しました。「海」も繊細さと熱気のコントラストが凄い演奏です。このような演奏こそが後世に残すべき演奏であり、一期一会の記録と思います。録音もダイナミックレンジが広いのに良く収まっていると思います。

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  • ★★★★★ 

    まっこ  |  千葉県  |  不明  |  2012年05月30日

    旧盤聴いてこれはストレス解消になると思った。ミュンシュのライヴは音質も含めてこれとブラームス交響曲第2番が最高だと思う。(ただブラームスは現在入手出来ないかな)いずれも爆演でありたまに聴く演奏である。この新盤確かに音が違う。旧盤は乾いた硬い音質であったが新盤は少ししっとりして聴きやすい。ただ本当の音は旧盤だと思う。リマスタリングで印象も若干変わった。このような例はいくらでもある。最近思うのだが日本の会社は音質改善に全てを賭けているがどの音質が本物(オリジナルソース)なのか分からなくなっている。なんか初期CD盤のほうが個性的で迫力ある音質のケースが結構ある気がするがどんなもんでしょうか。

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  • ★★★★★ 

    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  2012年05月20日

    2年ほど前に発売されてベストセラーになったミュンシュ&パリ管弦楽団の発足コンサートの待望の完全収録版の登場だ。それは、以前、発売されていたCDに収録されていたベルリオーズの幻想交響曲、ドビュッシーの交響詩の「海」に加えて、あらたにストラヴィンスキーのレクイエム・カンティクルスがカプリングされているが、何と言っても本盤の売りは、新たなリマスタリングによって音質がより一層改善されたことにあると言える。以前発売のCDも、1960年代のライヴ録音とは思えないような鮮明さであると言えたが、録音レベルの調整などによって、いい意味でより聴きやすい音質に変貌したと言えるところだ。歴史的な超名演だけに、本盤のような高音質化の意味はより大きいと言わざるを得ないだろう。以前のCDでのレビューにおいて、「驚天動地の超名演の登場だ。ミュンシュの数ある名演の中でも間違いなく頂点に君臨するものと高く評価したい。まず海であるが、これはパリ管弦楽団と組んだ録音が遺されていないだけに、その意味でも貴重な録音と言える。ボストン交響楽団と組んだいささか大味な演奏とは別人のように緻密な表現を行っている。もちろん重厚さにも不足はなく、第1部の終結部などあまりのド迫力にミュンシュのうなり声が聴こえてくるではないか。第3部の冒頭では、嵐を予感させるような不気味な雰囲気が漂うなど、はじめて聴くような新鮮さを感じさせるし、終結部の猛烈なアッチェレランドの凄まじさ。実に感動的な名演と言えるだろう。そして、幻想交響曲。私は、ミュンシュ&パリ管弦楽団のスタジオ録音こそ同曲最高の名演と評価してきたが、本盤はそれを凌駕する。ということは、幻想交響曲の演奏史上最高の名演ということになる。第1楽章の冒頭は、スタジオ録音盤以上にゆったりとしたテンポで濃厚な表現を見せる。しかし、主部に入ると、テンポはめまぐるしく変化する。アッチェレランド、ゲネラルパウゼなどを効果的に駆使して、これ以上を望めないようなドラマティックな名演を繰り広げている。第2楽章も濃厚な表現であるが、終結部の猛烈なアッチェレランドは相変わらず凄まじい。第3楽章は、やや早めのテンポで緊迫感のある演奏を心がけている点が、あまりの遅いテンポによってもたれてしまいがちな他の演奏とはそもそも次元が異なる。ここぞという時の迫力にもいささかの不足はない。第4楽章の冒頭はゆったりとしたテンポで、断頭台に向かう死刑囚の内面を見透かすような不気味さを強調するかと思えば、主部に入ってからのダイナミックレンジの幅の広さ。終結部に向けてのアッチェレランドの凄まじさは、過去のどの演奏をも凌ぐド迫力だ。終楽章は、めまぐるしくテンポが変化する曲想であるが、ミュンシュはそれを殊更に大仰に強調することによって不気味さをより一層強調しているが、これは大正解。終結部に向けての猛烈なアッチェレランドはもはや狂気と裏腹であり、演奏終了後の聴衆の熱狂も当然だと思われる。パリ管弦楽団は管楽器も弦楽器も実に巧く、録音も60年代のライヴ録音とは思えないくらい鮮明だ。このような歴史的な超名演を製品化したアルトゥスレーベルに対して、心から敬意と感謝の念を表したい。」と記したが、本盤を聴いた後でも、その印象はいささかも変わるところはないと言える。新たにカプリングされたストラヴィンスキーの楽曲も、幻想交響曲や交響詩「海」に勝るとも劣らない素晴らしい名演であり、当日のコンサートがいかに圧倒的なものであったのかがよく理解できるところだ。ただ、これだけの超名演だけに、アルトゥスレーベルに対しては、シングルレイヤーによるSACDで発売して欲しかったと思っている聴き手は私だけではあるまい。

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  • ★★★★★ 

    遊悠音詩人  |  埼玉県  |  不明  |  2012年04月26日

    音質向上に感謝!確かに、既出盤の存在や未SACD化には疑問もない訳ではない。しかし、新たに音源を完全に揃え、しかも改めてリマスタリングし直した上で再発売しただけあって、音質は明らかに向上している。既出盤の音は乾いており、余韻成分を殆ど感じられなかったが、今回のリマスタリングで見事に修正、潤いと伸びを獲得した。第5楽章の鐘の音が、ようやく鐘らしくなった。終演後、取って付けたような拍手も、ここでは自然に沸き起こるさまが見て取れるようになった。勿論、演奏は他の《幻想交響曲》が束になってかかろうとも敵わない。ミュンシュに悪魔が乗り移ったかのようだ。第1楽章での、固定楽想の描き分けなど凄まじく、憧れや胸の高鳴りや衝動が恐ろしいくらいに伝わってくる。理想の女性を追う人間が、今度はその幻影に追われる立場に変わる。その瞬間の猛烈なアッチェレランドに打ちのめされる。第4楽章のティンパニの強打は、断末魔そのものだ。第5楽章など、魑魅魍魎うごめくさまが見て取れ、尋常ではいられない。《海》も、印象派音楽にありがちな曖昧さなど皆無で、生命の躍動を感じさせるような、うねりのある表現がさすがだ。ミュンシュも熱を帯びていたと見え、随所で唸り声を上げている。さて、新たに収録された《レクイエム・カンティクルス》は、カメレオンのように作風を変えたストラヴィンスキーが十二音技法を取り入れた作品だ。強烈な音響に眩暈がしそうだが、作曲されてすぐに本作品を取り上げるミュンシュの柔軟性は高く評価するべきだと思う。フランス音楽やドイツ音楽だけでなく、コンテンポラリーにも抜群の相性を見せる。ミュンシュの多彩な芸風を一夜で味わえるのだ。当時のパリ管の質感も、音の一つ一つが冴えており、現在では求め得ない、いい意味でのローカルな味わいがある。まさに、歴史的ドキュメントと言うに相応しい。そんな名演の音質がリフレッシュした。素直に喜びたい。

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