マーラー(1860-1911)

CD Sym.2: Inbal / Frankfurt.rso

Sym.2: Inbal / Frankfurt.rso

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    ほんず内閣総理大臣  |  北海道  |  不明  |  2010年03月28日

    とにかくスコアの克明な再現を基調とした演奏で、楽器のバランスやテンポなど、実に入念に演奏されています。マーラーが誇大妄想的に盛り込んだ要素が、スコアの緻密な再現で実は相当十分に表現されるのだということをよく証明した演奏でしょう。バーンスタインやテンシュテットのような思い入れの激しい、情念的な演奏は、初めからインバルは狙ってはいません。タメや見得がなく、比較的すいすい流れていきます。第1楽章が白眉。見事な演奏です。第5楽章は、曲のいびつさがかえって露わになる結果となりましたが、それはマーラー自身の責任。声楽陣は可も不可もなし。総じて大変に高水準の演奏ですが、「復活」に興奮や陶酔を望む人は不満を持つでしょうね。だから、この演奏を「好まない」というのはあると思います。しかし、こういうインバルの行き方を否定する(退屈だとかインパクトがないとか)のは、よろしくないと思います。

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    信夫の里  |  みちのく  |  不明  |  2009年03月29日

    重々しくはなく、かといってクールでもない。しかし、中庸というには個性的。このオケのくせなのか、いいところで金管が間抜けな音をだしてしまい、第5楽章ではうなり声(インバルの?)も混じるが、それを差し引いてもおつりがくるくらいの名演。細かいところに気配りのきいた音作りをしています。

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