ピアノ・ソナタ第18番(2010年東京ライヴ)、即興曲集 アファナシエフ
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うーつん | 東京都 | 不明 | 2013年01月27日
2010年、紀尾井ホールで聴いた感動がよみがえる。もっとも当日の演奏はもう少し違った(あまり書くとネタバレになるので自粛。当時の演奏会評を参照されたし。)ものだったが、こうしてCDとして手元にあるのはやはりうれしい。たしかあのコンサートの前に腹ごしらえに吉野家で牛丼喰っていたなあ、などと関係ない情報まで思い出される。 いつもの仏頂面であいさつもそこそこに弾かれる姿、音の合間にひらひら舞う手の柔らかさ…。といった視覚的な情報まで聴きながら思い出される。 演奏も良かった。昔の楽しかったことを思い出しながら訥々と語りかけるような趣。 「幻想ソナタ」でもあるし、「追想」ソナタでもあるような感覚があった。 DENONでの最初の録音のような衝撃的なテンポは取らず、むしろ自然なおそさ。あの日の夜、アンコール(特にブラームスの小品が心に残った)も終え、会場を出ると少し雨が降っていた。それでも演奏の心地い余韻に酔いながら歩けたのもいい想い出。 おまけの即興曲はぜひ、全曲でCD化(と演奏会)を期待。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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ぶっさん | 大阪府 | 不明 | 2012年06月21日
アファナシエフ2度目の録音は、東京でのライブ録音。 ここで現れる音は、これまでのおどろおどろしいと言うイメージよりも、真っ白で無垢な世界が出てきて、些か違和感を感じてしまうか知れない。 しかしこれは、1度目の録音の頃から繋がっていり、現時点におけるありのままの姿である事は、ライナーでアファナシエフ本人が語っているように明白であり、この演奏の変化は必然であったのだと納得出来る。 良い意味で聴きやすく、実際会場で聴きたかったなと思っている。 3曲の即興曲も、中々の聴き応えがあり、抜粋では無く、完全版が出る事を望む。4人の方が、このレビューに「共感」しています。
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