ドビュッシー:12の練習曲、ベルク:ピアノ・ソナタ ポリーニ
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火へんに華 | 千葉 | 不明 | 2006年07月16日
ベルクのピアノ・ソナタは本当にすばらしい曲だ。様々な音楽性、シェーンベルクにはない孤独な叙情、色彩のパレットの豊かさがある。ポリーニのベートーヴェンなど古典にはまったく感心しないが、現代曲は別だ。色気のないタッチや無神経を装った神経質なフレージングによってベルクの渇いた叙情を表出させるのに成功している。夜長や女性と共に聴きたい曲だ。アルテミス四重奏団が出したカクシュカなどとの弦楽六重奏版もとても良いのでこの曲が好きな人は是非聴いてみて欲しい。各声部の動きが明白で別の面が見えてくる。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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