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ガーシュウィン(1898-1937)

CD パリのアメリカ人、ピアノ協奏曲、交響的絵画『ポーギーとベス』、キューバ序曲 スヴェトラーノフ&スウェーデン放送響、シーゲル(1996)(2CD)

パリのアメリカ人、ピアノ協奏曲、交響的絵画『ポーギーとベス』、キューバ序曲 スヴェトラーノフ&スウェーデン放送響、シーゲル(1996)(2CD)

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    夜死兎  |  和歌山県  |  不明  |  2014年05月25日

    ◆「パリのアメリカ人」こんな美しい箇所があるのかと発見させられる演奏です。また、普段は埋もれている音の動きが聞こえて、面白かったです。     ◆「ピアノ協奏曲」ピアノとオケのアンサンブルのずれがとても気になります。オケも、ふにゃけたところがあって、気になりました。レヴァント(P)トスカニーニ指揮の1944年ライヴや、グリモー(P)&ジンマン指揮の直線的な演奏なほうを評価します。     ◆「キューバ序曲」アンダーソンの曲を彷彿をさせられる曲です。演奏の良し悪しは分かりません。     ◆交響的絵画「ポギーとベス」曲の良さがあまり分かりませんでした。メドレーの曲と言う感じがしました。もっと聞き込んだら良さが分かるかもしれませんが。

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  • ★★★★★ 

    ユローヂィヴィ  |  大阪府  |  不明  |  2013年12月22日

    「パリのアメリカ人」をこれほどまでに美しく指揮した指揮者はスヴェトラーノフ以外にいないだろう。 このスヴェトラーノフの演奏に関しては「パリのアメリカ人」というタイトルや内容を忘れて聴くべきだ。 スウェーデン放送交響楽団のサウンドも豊かで美しく、録音の音質も美しい。「パリのアメリカ人」で感動するとは思わなかった。曲の最後の方でスヴェトラーノフの声らしいものが入っているがガーシュインの音楽とスウェーデン放送交響楽団の演奏にスヴェトラーノフも感動していたのではないだろうか。「ポーギーとベス」でも一部、メロディーを歌うスヴェトラーノフらしき声がする。 「ポーギーとベス」の演奏からはスヴェトラーノフの繊細さも感じられ、ちょっとした洒落っ気も漂わせている。 スヴェトラーノフとスウェーデン放送交響楽団との一連のライブ録音の中でも特に抜きん出た一枚だと思う。 個人的にはこのCDをよくアンケートにある「無人島に持って行きたい1枚」の候補にあげたい。

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  • ★★★★★ 

    ハムカツ  |  東京都  |  不明  |  2011年10月02日

    もう「パリのアメリカ人」を聴き始めた途端、笑いがとまらなかった。超絶スローテンポで、トランペットやトロンボーンのソロはやりたい放題。オビに書かれた「オレ流」ガーシュインとはまさに言い得て妙。スヴェトラ御大がガーシュインを振るなら、やっぱりこうでなくっちゃ!しかしじっくり聴き返してみると、冒頭から極めて柔らかい響きでスタートするところからしてこの曲の魅力を新たにする演奏。スローテンポも単なるウケ狙いのような薄っぺらいものではなく、アゴーギグもふんだんに盛り込んでおり、しかもそれらに不思議と合点が行く。これはスヴェトラーノフのガーシュイン作品に対する愛の告白か。 対して「ピアノ協奏曲」は比較的オーソドックスな演奏。テンポもさほど遅くは感じず、強いて言えば堅牢な作りか。ここでもこの佳曲の魅力を余すことなく伝えてはいるが、スヴェトラ御大ならもっと「やらかして」欲しかった…というのは見当違いな望みかしらん? 全体としてガーシュイン作品のファーストチョイスとはなり得ない演奏ながら、ぜひいつまでも手元に置いたおきたい1組。

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  • ★★★★★ 

    タカセンチャン  |  長野県  |  不明  |  2011年08月04日

     私は、本盤の録音の良さとシーゲルの美音、そしてスヴェトラーノフの作り出す音楽(宇宙といった方がいいかも)に本当に吃驚した!  パリのアメリカ人は、曲が進むにつれテンポの遅さが全く気にならなくなる。それどころか、安心してラストまで御大の音楽に身を委ねることができるのである。勿論、スウェーデン放送響の力量も素晴らしい。特に弦セクションの表情。また注目は、ラストのブラスのファンファーレ風が登場する直前の「ブルブル〜」という、おそらくスヴェトラーノフの声だろうと思われる「指示」を聴くことができること。楽しみながらも、目の前の音楽に真摯に向き合うスヴェトラーノフ最高な姿がここにあるかもしれない。  ピアノ協奏曲は、シーゲルがスヴェトラーノフに寄り添い、安心して一音一音力強く、また繊細にガーシュインの書いた音符を処理している。第1楽章後の拍手は、この演奏に実際に接した客の心からの「ブラボー」を感じるのである。凄演。

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  • ★★★★★ 

    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  2011年07月24日

    凄い演奏だ。正に超個性的なガーシュウィンと言える。ジャズ音楽とクラシック音楽の境界線上にあるとされるガーシュウィンの楽曲の演奏に際しては、そうした音楽の性格を考慮して、軽快なリズム感を重視した爽快にして明瞭な演奏が多いと言える。最晩年になって、テンポが異様に遅くなり濃厚で大仰な演奏を行うようになったバーンスタインでさえ、ガーシュウィンの演奏に際しては、そうした爽快にして明瞭な演奏を心掛けていたと言えるだろう。ところが、スヴェトラーノフはそのような一般的な演奏様式など完全無視。本盤におさめられたいずれの楽曲においても、とてつもない超スローテンポで濃厚さの極みとも言うべき豪演を展開していると言える。そのあまりの超スローテンポぶりは、他の指揮者による演奏であればCD1枚におさまるものが、本盤ではCD2枚になっていることにもあらわれていると言えるのではないだろうか。そして、重低音においては大地が地鳴りするようなド迫力に満ち溢れているし、トゥッティにおける強靭な豪快さは、我々の聴き手の度肝を抜くのに十分な壮絶さだ。また、ガーシュウィン特有の軽快なリズム感も、あたかも巨象が進軍するかのような重々しさが支配しており、ガーシュウィンの音楽というよりは、スヴェトラーノフが得意とするロシア音楽を演奏しているような趣きさえ感じさせると言えるだろう。ガーシュウィンが随所に散りばめた美しい旋律の数々についても、スヴェトラーノフは、これ以上は求め得ないような熱き心を込めて濃密に歌い抜いていると言える。いずれにしても、本演奏は、他の指揮者によるガーシュウィンの演奏とは一味もふた味も異なっていると言えるが、聴き終えた後の充足感においてはいささかも引けを取っていないと評価したい。ピアノ協奏曲ヘ調においては、アメリカ出身のピアニストであるジェフリー・シーゲルが起用されているが、濃厚で超スローテンポのスヴェトラーノフの指揮と歩調を合わせて、重厚にして美しさに満ち溢れたピアニズムを展開しているのが素晴らしい。そして、スヴェトラーノフの強烈にして濃厚な指揮の下、最高のパフォーマンスを発揮したスウェーデン放送交響楽団による素晴らしい名演奏にも大きな拍手を送りたい。なお、録音については1996年のライヴ録音であり、十分に満足できる良好な高音質であると高く評価したい。

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  • ★★★★★ 

    Venus Creek  |  兵庫県  |  不明  |  2011年07月20日

    超個性的な録音が登場した。4作品、いずれも素晴らしいが、私がとりわけ感銘を受けたのは、《キューバ序曲》だ。 冒頭の音型など、この演奏を聴いて、初めてどういう音符になっているのか把握できた。一般的に演奏される速さだと、瞬間的に過ぎ去ってしまって、いったい木管楽器が何をしているのか、全然わからないまま主要主題に突入してしまうけれども、通常の1.5倍をかけて演奏しているから、いろいろな音の素材をガーシュウィンがどのように使いまわしているかが、手に取るようにわかってしまう。 スヴェトラーノフで聴いてしまうと、他の演奏が、「どうして、南の国に来て、そんなにセカセカするんだい?」という感じに聴こえてしまう。 とにかく、これこそ南国。これこそキューバ。これこそラテンアメリカだ。 気だるい中間部が終わって、最初の部分が回帰するところ。 ここの部分の、大見得を切るような超スローモーションは、いつものスヴェトラーノフだ。 汗をたらたら流しながら、そして、赤い扇風機に当たりながら、しかしあくまでも大真面目な顔をしてキューバのリズムを指揮するスヴェトラーノフの姿が眼前に浮かぶようだ。 最後に主要主題が帰ってくるところの、たわわに実った果実からフレッシュな果汁が溢れ出るかのような強烈な味わいは、他の誰の追随も許さない。スウェーデンのオーケストラが演奏しているとは、とてもじゃないけれども思えない。 これまで、《キューバ序曲》なんて、軽いノリで演奏できる、お気軽なコンサートピースだと思っていたけれども、このスヴェトラーノフの演奏を知ってしまったいま、この演奏以外は受け付けない身体になってしまった。 お気軽どころではない。 気だるいラテンアメリカの、ゆる〜い空気が横溢する、これは巨大な傑作なのだ。

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