ガーシュウィン(1898-1937)

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CD 輸入盤

パリのアメリカ人、ピアノ協奏曲、交響的絵画『ポーギーとベス』、キューバ序曲 スヴェトラーノフ&スウェーデン放送響、シーゲル(1996)(2CD)

ガーシュウィン(1898-1937)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
SSS0123
組み枚数
:
2
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

ガーシュウィン・コンサート1996
スヴェトラーノフ&スウェーデン放送響


スヴェトラーノフはガーシュウィンを愛し、『パリのアメリカ人』、『ポーギーとベス』についてはMELODIYAにも手兵ロシア国立響との録音があります(未CD化)。この『ガーシュウィン・コンサート』は、一聴して顔をしかめる方がいるであろうことが想像に難くない、重々しくて、超絶のスローテンポを駆使した正に「オレ流」ガーシュウィンです。しかし説得力は無類。ガーシュウィンは作曲の天才であり、如何に遅いテンポで歌ってもその美しさはビクともしません。
 ソリストのシーゲルは、アメリカ出身。1989年ロン・ティボー・コン第1位。レナード・スラトキンとはガーシュウィンを普通のテンポで録音しています。今回の共演はピアノ協奏曲の演奏を熱望したスヴェトラーノフに、スウェーデン放送響楽団長がシーゲルを推薦し実現した初顔合わせです。スヴェトラーノフはシーゲルを気に入り、ハーグ、ロシアでも共演を重ねました。「今度は、チャイコフスキーの第2協奏曲、ラフマニノフの第1協奏曲を共演しよう」という約束が彼の死で果たせなかったとシーゲルは懐古します。
 英語、日本語、ドイツ語によるライナーノート付。(TOBU)

【収録情報】
ガーシュウィン:
・『パリのアメリカ人』
・ヘ調のピアノ協奏曲/
・キューバ序曲
・交響的絵画『ポーギーとベス』(ロバート・ラッセル・ベネット編)

 ジェフリー・シーゲル(ピアノ)
 スウェーデン放送交響楽団
 エフゲニー・スヴェトラーノフ(指揮)

 録音時期:1996年3月6日
 録音場所:ストックホルム、ベルワルド・ホール
 録音方式:デジタル(ライヴ)


【スヴェトラーノフ&スウェーデン放送響ライヴ】
スヴェトラーノフが最も客演したオーケストラ、スウェーデン放送響(共演回数実に147回!)。特別なタイトルこそ持たなかったものの、如何にこのオケを愛していたか判ります。この優秀なオーケストラとの数多くの名演が優秀な録音で現存しています。今回のリリースは共に異形の名演と呼ぶに相応しい超個性的演奏ばかり。
 はやしひろし氏による愛情溢れる、そして詳細極まる解説も見逃せません。(TOBU)

総合評価

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◆「パリのアメリカ人」こんな美しい箇所が...

投稿日:2014/05/25 (日)

◆「パリのアメリカ人」こんな美しい箇所があるのかと発見させられる演奏です。また、普段は埋もれている音の動きが聞こえて、面白かったです。     ◆「ピアノ協奏曲」ピアノとオケのアンサンブルのずれがとても気になります。オケも、ふにゃけたところがあって、気になりました。レヴァント(P)トスカニーニ指揮の1944年ライヴや、グリモー(P)&ジンマン指揮の直線的な演奏なほうを評価します。     ◆「キューバ序曲」アンダーソンの曲を彷彿をさせられる曲です。演奏の良し悪しは分かりません。     ◆交響的絵画「ポギーとベス」曲の良さがあまり分かりませんでした。メドレーの曲と言う感じがしました。もっと聞き込んだら良さが分かるかもしれませんが。

夜死兎 さん | 和歌山県 | 不明

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「パリのアメリカ人」をこれほどまでに美し...

投稿日:2013/12/22 (日)

「パリのアメリカ人」をこれほどまでに美しく指揮した指揮者はスヴェトラーノフ以外にいないだろう。 このスヴェトラーノフの演奏に関しては「パリのアメリカ人」というタイトルや内容を忘れて聴くべきだ。 スウェーデン放送交響楽団のサウンドも豊かで美しく、録音の音質も美しい。「パリのアメリカ人」で感動するとは思わなかった。曲の最後の方でスヴェトラーノフの声らしいものが入っているがガーシュインの音楽とスウェーデン放送交響楽団の演奏にスヴェトラーノフも感動していたのではないだろうか。「ポーギーとベス」でも一部、メロディーを歌うスヴェトラーノフらしき声がする。 「ポーギーとベス」の演奏からはスヴェトラーノフの繊細さも感じられ、ちょっとした洒落っ気も漂わせている。 スヴェトラーノフとスウェーデン放送交響楽団との一連のライブ録音の中でも特に抜きん出た一枚だと思う。 個人的にはこのCDをよくアンケートにある「無人島に持って行きたい1枚」の候補にあげたい。

ユローヂィヴィ さん | 大阪府 | 不明

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もう「パリのアメリカ人」を聴き始めた途端...

投稿日:2011/10/02 (日)

もう「パリのアメリカ人」を聴き始めた途端、笑いがとまらなかった。超絶スローテンポで、トランペットやトロンボーンのソロはやりたい放題。オビに書かれた「オレ流」ガーシュインとはまさに言い得て妙。スヴェトラ御大がガーシュインを振るなら、やっぱりこうでなくっちゃ!しかしじっくり聴き返してみると、冒頭から極めて柔らかい響きでスタートするところからしてこの曲の魅力を新たにする演奏。スローテンポも単なるウケ狙いのような薄っぺらいものではなく、アゴーギグもふんだんに盛り込んでおり、しかもそれらに不思議と合点が行く。これはスヴェトラーノフのガーシュイン作品に対する愛の告白か。 対して「ピアノ協奏曲」は比較的オーソドックスな演奏。テンポもさほど遅くは感じず、強いて言えば堅牢な作りか。ここでもこの佳曲の魅力を余すことなく伝えてはいるが、スヴェトラ御大ならもっと「やらかして」欲しかった…というのは見当違いな望みかしらん? 全体としてガーシュイン作品のファーストチョイスとはなり得ない演奏ながら、ぜひいつまでも手元に置いたおきたい1組。

ハムカツ さん | 東京都 | 不明

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