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マーラー(1860-1911)

SHM-CD 交響曲第3番 アバド&ウィーン・フィル、ノーマン(2SHM-CD)

交響曲第3番 アバド&ウィーン・フィル、ノーマン(2SHM-CD)

商品ユーザレビュー

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    シャルヴェンカ  |  千葉県  |  不明  |  2021年11月22日

    社会人成り立てで今はなき石丸電気に通い始めた頃にいち早く発売された輸入盤レコードを入手。その後程なくしてCD時代に突入。今回レビュー投稿にあたって同じウィーン・フィルを指揮したマゼール盤を取り寄せて聴き比べてみた。マゼール盤はアバト盤より全曲で7分長い。ゆっくりなマゼールは期待できるのだが、始まり2分ほどトランペットの3連符に続くロングトーンで勝負がついてしまった。アバトの勝ち! こうして改めてアバト盤を聴くと、兎に角音質が良い。デジタル録音最初期のものだが響きそのものが素晴らしい。現在のレベルに引けを取らないどこれか、こちらの方が上なのではないか。頭欠け6連符のトランペットもトロンボーンも他の追随を許さない。フィナーレ最後の金管セクションのコラールはオケの力の限界を感じるが、それ以外は超優秀。この演奏はウィーン・フィル、アバト共にベスト録音と認識している。その後アバトは天下のベルリン・フィルと録音しているが、私は基本的にライブ録音は聴かないし、アバトはシカゴ響を指揮していた頃が最もインスピレーションに富んでいたと感じているので、当時なぜウィーン・フィルなんだと不満に思ったが、この演奏を聴いて自分の間違いを悟った。ところで私はソニーのデジタルメディアプレーヤー即ちデジタルウォークマンを発売時から10年以上愛用しているが、CDをダイレクト録音すると、トラックごとに音が切れてしまう。MDで出来ることがなぜ出来ないのかとメーカーに問い合わせたが録音方式が違うのでと一蹴された。アバト盤もマゼール盤もトラックが沢山あるので、切れ切れの演奏になる。特にマーラーとオペラは未だMDLP=160分を使用せざるを得ない。現在も解決されていないのだろうか。楽章や幕の途中、演奏が続いている箇所にトラックは必要だろうか。

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    昭和の名盤楽派  |  東京都  |  不明  |  2021年10月03日

    1970年代、当時中学生だった私はバーンスタイン/NYP盤、クーベリック盤を入門としてこのマーラーの3番を聴いていたのだが、印象としてはもうひとつピンと来なかったところ、後日このアバド/ウィーンフィル盤とショルティ/シカゴ響盤と出会ってはじめてこの曲の美しさと面白さに気づかせてくれた。”柔”のアバドと”剛”のショルティとで全く対極にあると言っていい演奏であるが、いずれもこの3番の魅力を存分に聴き手に伝えてくれる演奏であると思う。それだけこの3番という曲が多面的で一筋縄ではいかないということなのだろう。このアバド/ウィーンフィル盤、そしてショルティ/シカゴ響盤はいずれもマーラーの3番の演奏史として永く記録に留めるべき名盤であろう。

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

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    saitaman  |  埼玉県  |  不明  |  2019年05月03日

    豊かな残響のムジークフェラインに澄み渡るウィーンフィルの高貴で美しい演奏がアバドの叙情性と掛け合わさって生み出された至高の名演である。重厚なベルリンフィルとのライブも素晴らしいが、まさにウィーンフィルというべき美しさと優雅さと確かな力量が発揮されたこの演奏は、マーラーの第3番にぴったりである。ジェシーノーマンと合唱も素晴らしい。リマスタリングによって音質は丸く透明感を増した感じがある。

    3人の方が、このレビューに「共感」しています。

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    naoko  |  鳥取県  |  不明  |  2014年10月30日

    アバドといえば、私にとっては「マラ3の人」。昔、NHKのFM放送でBPOとの演奏を聴きましたが(CD化されていない録音)、はじめてマーラーの3番のよさを知り、それでこのVPOとの組み合わせのCDを買い、やはり感動しました。初期のディジタル録音のくせでもあるのでしょうが、ぐいぐいと力づくで押し切る演奏ではありません。大げさな表現はなく、力まず、ほぼ自然体で、とくに終楽章のしみじみとした表現は他にくらべるものがありません。本当に美しい。個人的には、VPOの美音も手伝って、後のBPO盤よりも好きですし、アバドの演奏のなかでも、マーラーの演奏のなかでも、忘れることのできないものです。今回、そんな演奏を再発して、スポットライトを当ててくれたことに感謝。

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    BMSV   |  神奈川県  |  不明  |  2014年01月29日

    C.アバドの端正な音楽とウィーン・フィルの美しさが融合した最高のマーラーです。1978年のザルツブルク音楽祭でC.アバド、ウィーン・フィル、C.ルートヴィッヒで聴いた演奏が今でも忘れられません。この演奏がLPで発売された時は、嬉しくてレコード店に駆けて行きました。C.アバドの訃報を聞き このCDを聴きましたが、本当に素晴らしい演奏です。マエストロのご冥福を 心よりお祈り申し上げます。

    8人の方が、このレビューに「共感」しています。

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    Ochs  |  神奈川県  |  不明  |  2013年05月02日

    ベルリンフィルとのライブは確かに熱気にあふれた名演だと思いますが、録音が楽器の微細なニュアンスを拾いきれていないようなもどかしさを感じます。その点この録音はウイーンフィルの音の美しさを余すところなく伝えており、アバドの指揮も素晴らしくてとても感銘を受けました。これまで私はそれほど録音にはこだわらなかったので(実際コレクションの多くは60年代のものです)、こんなにも録音で印象が変わるとはちょっと意外でした。ノーマンの歌唱にはオペラ的に過ぎるとの批判もあるようですが、全体のバランスの中ではこれでも良いと思います。あまり度々聴くことのなかったこの曲が愛聴盤になりそうです。

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    abbadondon  |  栃木県  |  不明  |  2013年04月12日

    この3番最初に聴いてからはや30年。 ベルリンフィルとの新盤のようなキレは無いが、 とにかくマーラーの田園交響曲と言われる3番を 実に美しく磨き上げている。

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    淳メーカー  |  愛知県  |  不明  |  2013年03月06日

    実に久しぶりにアバドのマーラーを聴く。3番である。アバドの名演はいろいろあるが、個人的には当盤と「ランスへの旅」が最高傑作ではないかと思う。私が自分の告別式にBGMで3番の終楽章を流すことにしたのは、バーンスタインの旧盤で曲を知り、当盤で曲の美しさを知ったからである。異論も勿論あると思うが、曲、指揮者、オーケストラの3拍子が揃っているものはそうは見当たらない。

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    司那夫金  |  所在地  |  不明  |  2012年11月17日

    アバドのマーラーの交響曲のディスクのうち、各曲の第一回録音の再売の批評が、レコード芸術9月号の100ページに載っていた。 驚いたことに、ここに書かれた批評は私にとって、9番10番の批評の一部を除けば、徹頭徹尾 「まさにその通り!」と納得&共感しまくりの批評だった。批評家の意見とこれほど意見が一致した体験は、いまだかつて記憶にない。この3番を最初耳にしたとき、2〜5楽章がギッシリ目な高密度なのに比して、両端楽章がややスカスカな印象を受けた。いまあらためて聴きなおすと、逆にこの両端楽章にこそ、当時のアバドの美学が率直に現れているように思える。スカスカなのではなく、「具体的に鳴っている音なんてのは、マーラーの世界にたどり着くまでの手がかりに過ぎない」というアプローチなのだ。このシリーズでは、シカゴ響とのコンビのほうが、成功度がやや高めかとも思えるのだが、この両端楽章のような空気感は、やはりウィーンフィルとでなければ不可能だろう。

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

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    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  2011年07月10日

    アバドによるマーラーの交響曲第3番には、1999年のベルリン・フィルとの至高の超名演(ライヴ録音)が存在している。当該演奏は、アバドが大病にかかる直前のベルリン・フィルとの演奏であるが、アバドも、そしてベルリン・フィルもともに渾身の力を発揮した圧倒的な超名演に仕上がっていたと言える。ライヴ録音ということもあって、アバドの、そしてベルリン・フィルのコンディションもかなり良かったのではないかとも思われるが、いずれにしても、このベルリン・フィル盤と比較すると本演奏は若干不利な立場に置かれていると言わざるを得ない。しかしながら、私としては、ベルリン・フィル盤とは違った若き日のアバドならではの魅力のある素晴らしい名演と高く評価したい。第2番もそうであったが、第3番においても、若きアバドのエネルギッシュな指揮ぶりは実に凄まじい。とりわけ、第1楽章におけるトゥッティに向けて畳み掛けていくような気迫と力感は、圧倒的な迫力を誇っていると言える。また、第2楽章以降におけるアバドならではの歌謡性豊かな表現には汲めども尽きぬ情感が満ち満ちており、その歌心溢れる柔和な美しさには抗し難い魅力があると言える。もっとも、全体にバランスを重視するあまりピアニシモがいささか弱過ぎるきらいがあることや、終楽章においては今一歩強靭な迫力が欲しい気がしないわけでもない(とりわけ終結部のティンパニが弱いのが問題。本終楽章がベルリン・フィル盤と比較していささか劣っていると言える。)が、その壮麗な美しさは十分に魅力的であり、演奏全体に瑕疵を与えるほどのものではないと考える。そして何よりも特筆すべきはウィーン・フィルによる極上の美しい音色であり、とりわけ第1楽章におけるウィンナ・ホルンやトロンボーンソロの朗々たる響きや、第1楽章及び第4楽章におけるゲルハルト・ヘッツェルのヴァイオリンソロ、そして第3楽章のアドルフ・ホラーによるポストホルンソロは圧巻の美しさを誇っており、本名演に大きく貢献している点を忘れてはならない。若き日のジェシー・ノーマンによる歌唱も、本名演に華を添えていると評価したい。ウィーン国立歌劇場合唱団やウィーン少年合唱団も最高のパフォーマンスを発揮していると言える。録音については従来盤でも比較的満足できる音質であったが、前述のベルリン・フィル盤が存在することもあって、その陰に隠れた存在に甘んじていたと言える。もっとも、今般、SHM−CD化による高音質化が図られたというのは、本演奏の再評価に繋がるものと言えるところであり、大いに歓迎したいと考える。

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