ヴァイオリン協奏曲、室内協奏曲 渡辺玲子(vn)、シノーポリ&シュターツカペレ・ドレスデン
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風信子 | 茨城県 | 不明 | 2017年06月12日
今も聞こえる遠い山の呼び声 過ぎ去った時の闇から呼ばわる声は何かを伝えようとはしない 物語らず姿を見せず ただわたしに”よく見ろよく聴け”と告げる シノーポリはそしてベルクはそういう音楽家いや音楽だった ベルクが残した二つの協奏曲なるものは複雑な響きを渦巻き漂いだす 襲わず侵食せず浮遊する 聞こうとしなければ何もない空間があるばかり それでも細部にまで秘められた優しさが隠しきれない 抒情を超えて祈りのようだ ヴァイオリン独奏に若き渡辺玲子が起用されている 挑まず巧まず燻し銀の音響世界を導かれて飛行した感じがする 一つの成功以上にこれは渡辺の音楽人生に多大な影響を及ぼしたように思う 少女の墓前に捧げられた音楽を奏でる少女 漱石と同じように知命そこそこで逝った作曲家の最後の作品 そして指揮者も還暦にいたらず世を去った 惜しまれる死が連鎖していると因縁めいて嫌だが 芸術は死なない 日々生まれ変わって来てわたしに目を覚ませ耳を傾けろと叱咤する その声は優しい このディスクが消えさてなくなる前に御一聴を3人の方が、このレビューに「共感」しています。
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sunny | 兵庫県 | 不明 | 2013年05月06日
シノ―ポリと言う人は、脳医学者、心理学者、つまり、人間に興味を強くもった頭の切れる人だったのだ。それだけの知力、知性ある人間が、音楽に価値を見出し、情熱を持って、最も録音、公演をするオケと伝統の美音を持つ優秀なオーケストラの人々と共に、或いは率いて、どのような音楽にも体当たりで、常にドラマチックな音楽を紡ぎだしていたのは、様々言われていたけれども、残されたものを、見、聴きすれば、貴重な、感嘆させられる偉業と、言うべきものだ。ここにも、若い情熱をもった日本の才女と、熱いもの、人を動かそうとする音楽を、本当に見事に導いている。もっと、生きて、私達に、糧となるものを伝えて欲しかった。3人の方が、このレビューに「共感」しています。
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カズニン | 東京都 | 不明 | 2012年12月14日
2曲とも美しい演奏です。録音も素晴らしい。渡辺さんのソロはオーケストラの音色とマッチしていて思わず聴きほれます。3人の方が、このレビューに「共感」しています。
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Constans | 宮城県 | 不明 | 2012年04月24日
これは名演。私は1936年のクラスナー&ヴェーベルン盤が最高だと思うが、それに次ぐと思わせるほど、高い緊張度と音楽性にあふれている。室内協奏曲ではアンドレア・ルケシーニがピアノを担当。こちらも充実した出来で、ぜひ多くの人に聴いてほしい。4人の方が、このレビューに「共感」しています。
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