トップ > 音楽CD・DVD > クラシック > ショパン (1810-1849) > マズルカ全集 ハラシェヴィチ(1993−2010)(2CD)

ショパン (1810-1849)

CD マズルカ全集 ハラシェヴィチ(1993−2010)(2CD)

マズルカ全集 ハラシェヴィチ(1993−2010)(2CD)

商品ユーザレビュー

星5つのユーザレビュー > すべてのユーザーレビューを見る
  • ★★★★★ 
    (3 件)
  • ★★★★☆ 
    (0 件)
  • ★★★☆☆ 
    (0 件)
  • ★★☆☆☆ 
    (0 件)
  • ★☆☆☆☆ 
    (0 件)

レビューを書いてみませんか?

レビューを書く

検索結果:3件中1件から3件まで表示

  • ★★★★★ 

    はろーきてぃ  |  大阪府  |  不明  |  2016年01月23日

    ほんとうにびっくりしました。驚異的名演です。ハラシェヴィチは1955年のショパンコンクール優勝者ですが、そのとき2位だったアシュケナージの方が広く世に認められたのに対し、ハラシェヴィチは評論家などから冷遇され忘れられて来ました。それでも私は1950〜1970年代の録音を聴いて、これが最もショパンの心に触れる演奏ではないかと思っていました。ただ、当時のハラシェヴィチの演奏にはやや鈍重なところがあり、ショパンの曲は広く親しまれているにもかかわらず、それを正しく再現している人は誰もおらず、その演奏は難しいものだと感じていました。ところが今回のマズルカ全集ではハラシェヴィチが変身したというか、まことに切れ味が良く、しかもポーランド人にしかできない独特の間合いやアクセントをもって弾かれており、理想的な演奏になっています。1993年から2010年に掛けての録音というので78歳まで録音したということは一層の驚きです。ますます長生きして他の曲も再録音していただきたいと思います。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに 共感する

  • ★★★★★ 

    ぬぬぬ  |  不明  |  不明  |  2011年03月03日

    ハラシェヴィッチの1960年代のショパンはデッカの箱で出たが、その中でマズルカ集は一見普通っぽいが不思議な魅力に惹かれた。小曲集等の余白に録音したものをコツコツためてCD一枚分になったのにもビックリしたが、全集になっていない所に口惜しいものがあった。そこになぜか出てきたのがこれ。普通期待するとそれ程でもないというパターンが多いが、これははるかに期待以上。シュトンムプカ、チェルニー=ステファニスカ、ルービンシュタイン等のおっとり刀ではなく、速めのテンポに独特のルバートがかかる。速いだけに、マルクジンスキーのような粘着力こそないが、一曲一曲の独自性に思わず聴き入ってしまった。録音年代は詳細に書いてないが、時によってはミケのような古いスタインウェイを使ってるのではないかというような音を感じることもあるものの、全体の音は結構揃っている。またナショナルエディション準拠という訳でもない。現在エキエルらと並んでポーランドの権威みたいな感じになっているので、半端なものは出せなかったのだろうが、快活かつポーランドの匂い濃厚という点で非常に歓迎出来る全集が出たと言える。

    7人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに 共感する

  • ★★★★★ 

    ジュピター  |  宮城県  |  不明  |  2011年02月25日

    アダム・ハラシェヴィッチは、30年前に私が初めてショパンに出会った<ショパンの心>というレコードのピアニストであった。それからショパンにのめり込むようになってしまった。ポーランド人で第5回ショパンコンクール優勝者であるが、新譜は私の知る限り1992年まで出されず、いつも1960年代の録音を繰り返し聴いてきた。カセットテープで聴いていた英雄ポロネーズは、まさにポーランド人のハラシェヴィッチにしか弾けないポロネーズの間合いがあり、格調高く、変イ長調がハ長調になるくらい狂うように聴きまくった中学生時代が懐かしい。いまだにハラシェヴィッチ以上のショパン弾きは出ていない。特に、ノクターン・ポロネーズ・ソナタ・マズルカは最高峰である。そのハラシェヴィッチがなんと新録音を出したのである!それもマズルカ全集を!技術的には1960年代のようにはいかないが、この自然さ、懐かしいハラシェヴィッチ節ともいえる優しさが滴る美しい音で初めて最新録音で聴ける。マズルカ演奏の最高傑作であろうと思う。なんとなくマズルカっぽく弾こうとして失敗する演奏が多い中、こんなに自然にこの難しい曲集を弾けてしまうのは奇跡に近い。ダン・タイ・ソン、ルイサダの最新録音も色あせるほどの本物である。ハラシェヴィッチには改めてじっくりショパンを最新録音で聴かせてほしい。せめて、ノクターン全集は実現させてください!!

    7人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに 共感する

検索結果:3件中1件から3件まで表示