『ドン・カルロ』全曲 オーブレ演出、フルトン&フランス国立管、アラガル、カバリエ、他(1984 ステレオ)(2DVD)
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オペラかじり虫 | 兵庫県 | 不明 | 2012年04月03日
なかなか見応え聴き応えある優れた映像です。屋外とは思われぬ、凝った舞台、衣裳も豪華でテザインもお見事。色調の趣味の良さなど、さすがはフランスのプロダクションです。昨今の舞台からは、こんな目の楽しみも失われ、この時代絵巻オペラも、「目を閉じて音楽だけを聴く」時代になり、文字通り「世の虚しさ」を知らされています。歌手たちはまず、好調なアラガルもいいし、カバリエの貫禄も、さすがに持ち役と感じ入ります。ダントツはバンブリーで、実に堂に入った名唱名演。ふたりのバスも及第点。日本語字幕が無いので、☆ひとつ減点しておきます。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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西荻椿山 | 東京都 | 不明 | 2011年03月14日
前後のレヴァイン盤、カラヤン盤と比較してみます。Tはドミンゴよりカレーラスのほうがいいですが、アラガルも決して負けていません。Brはブルゾンがピカ一でL.キリコは問題外です。従ってこの2人の文脈でこのオペラを観る方はこのDVDで満足できます。フィリッポUはエステスが一番よく歌っているとは思いますが、風格はギャウロフで、宗教裁判所長との2重唱はレヴァイン盤がもっとも印象的です。Sは最も余裕があるのはカバリエで、フレーニが僅差で続き、ダミーコは自信が感じられませんが、視覚的にはダミーコであってほしいと感じます。いずれも世のむなしさを知る神よで人を落涙させるところまで達していません。Msはレヴァイン盤とカラヤン盤ではカラヤン盤(バルツァ)をとりたいのですが、本盤のバンブリーはレヴァイン盤以上で最良と思います。SからBsまで5〜6人がいずれもベストな状態で演じられるというのはまずないので、主としてどのパートを聴くかでお選びになるしかないと思います。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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