ブラームス(1833-1897)

CD Handel Variations: Perahia +rhapsody, Pieces

Handel Variations: Perahia +rhapsody, Pieces

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    音楽の僕  |  東京都  |  不明  |  2011年03月10日

    "ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ"に、後世にも残る名演が加わった。 大好きな曲で、時々通勤帰りに聴いている。 朝は、R・ゼルキンの構成感がありながら、若々しく艶やか音色の変奏がぴったりです。 夜は、C・アラウの構成もしっかりしながら深い響きにと安定したリズムに、癒されたくて、良く聴きます。 ペライアは、実際に指導を受けた事があるR・ゼルキンに近い印象を受けました。 朝の演奏の選択に、困るような名演です。

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    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  2011年01月03日

    凄い名演だ。ブラームスのオーケストラ作品、特に、分厚いオーケストレーションを誇る交響曲では、重厚でシンフォニックな表現が演奏様式として一つの理想形となるが、ペライアのブラームスは、ピアノ演奏におけるシンフォニックな表現と言える。正に、巨匠風の重厚なピアニズムと言える。ブラームスのピアノ曲の他の演奏には、例えば、超個性的なグールドやアファナシエフ、清澄なリリシズムを旨とするルプーなど、名演が目白押しであるが、ペライアのピアノは正に正統派。聴き手が仰ぎ見てしまうような威容に満ち溢れていると言える。ヘンデルの主題による変奏曲とフーガや2つのラプソディにおける、あたりを振り払うような峻厳たる威容は、これぞ3大Bの一角を占めるブラームスならではの重厚さだ。6つのピアノ小品も、第1曲など、威風堂々たるピアニズムであるが、第2曲、第5曲、そして第6曲の寂寥感溢れる抒情は、最晩年のブラームスの心底を覗き込むような深みのある音楽に仕上がっている。4つのピアノ小品の高踏的な深みのある美しさは、前述のグールドやアファナシエフなども到達し得なかった至高・至純の高みに達していると言える。録音も鮮明で、ぺライアの堂々たるシンフォニックなタッチをクリアに味わうことができるのが素晴らしい。それにしても、ぺライアは、今や巨大な存在になったと言える。そんな評価があながち大げさとは言えない驚異的な本CDの登場を大いに歓迎したい。

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