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  • ★★★☆☆ 

    いやみなぶらいあん  |  神奈川県  |  不明  |  2014年03月07日

    リリースから3年以上が経ち、こちらも大分冷静に聴ける様になって来たので再び。他のレビューでどなたかが自らの老いをベースに表現したアルバムと書いておられたが、よくよく考えてみればブライアンの音楽性と人間性を考え合わせれば、それも至極当然と言うか自然な成り行きで、問題は如何に音楽的に昇華、結実しているかになる訳だ。メイキングのDVDやトラック毎のゲストミュージシャンを見ていて感じたのだが、従来の様な決まったメンバーで綿密に作り込まれたのではなく、曲によって自由に構成や演奏を変えて、時には即興的な要素も加えてゆく、とそういった印象を今回は改めて持った。特にフリーとマニのベースセクションが目立った成果を上げている様に思う。トラックではカバーなのが玉にきずだが、M6のギタートリオとロキシートリオの共演が見事だ。M3、M5などで見せた新機軸もアルバム全体に花を添えているし、ロキシー1stの再現を狙ったかの如きケイト・モス起用のカバーデザインも洗練された見事な出来栄えだ。と、あまり文句の無い内容に思えなくもないのだが、やはり問題はボーカル、声の衰えで、これは近年のライブ映像でもかなり顕著になってきていて、ボイストレーニングや体調管理を含めてフィジカル面でブライアンの今一度の奮起を促したいと切に思ってしまう。 どうやら老いらくの恋(結婚)が短期間で幕を閉じたみたいで、また彼本来の恋する男、叶わぬ恋に身をやつす姿勢から次なる創作意欲が湧き上がらんことを願う次第である。

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