『わが祖国』全曲 クーベリック&チェコ・フィル(1990)
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つよしくん | 東京都 | 不明 | 2010年09月12日
クーベリックのわが祖国と言えば、ボストン交響楽団とスタジオ録音した71年盤や、手兵のバイエルン放送交響楽団とライブ録音した84年盤の世評が非常に高い。近年では、来日時にチェコ・フィルとライブ録音した91年盤の感動も忘れ難い。特に、バランスや解釈の普遍性に鑑みれば、71年盤こそ随一の名演と評価すべきであるが、本盤の演奏は格別の感動がある。それは、ビロード革命によりチェコが自由化された後の初の「プラハの春」音楽祭のオープニングコンサート、しかも、クーベリックが祖国を離れてから42年ぶりに、再び祖国に戻っての演奏会という、特別な事情があるからである。正に、歴史的な演奏会の記録と言うべきであり、ここには、自由を謳歌し、演奏する喜びに満ち溢れたクーベリック&チェコ・フィル、そして聴衆の熱気が大きく支配していると言える。特に、ターボルの力強いド迫力などは出色であり、ブラニーク冒頭の重量感ははじめて耳にするような力強さ。終曲部のヴィシェラフトの主題が再現される箇所は、あまりの迫力にただただ圧倒されるのみ。演奏終了後の聴衆の熱狂も当然のことのように思われる。Blu-spec-CD化によって音質が著しく向上しており、この歴史的名演の価値を大いに高めることに貢献している。11人の方が、このレビューに「共感」しています。
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J.O. | 東京都世田谷区 | 不明 | 2007年01月04日
泣けます! LDも所有しておりますが、映像と共に聴くのがより臨場感を味わえるかと。 「わが祖国」の全曲だ、と思いながら聴き始めたら、とんでもないものだったのです。 チェコスロバキアの革命後初めての音楽祭の模様ですが、録音の良し悪しはもはや問題では無く、歴史的背景を踏まえて聴くべき、これは記録です。ライナーノーツは要熟読のこと(これを読むだけでも泣けます)。 平和にどっぷりと浸かり切っている日本人にはおよそ想像もつかない、人々の思いが散りばめられた1枚と言えます。 涙無くして聴くことができましょうや。8人の方が、このレビューに「共感」しています。
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ミヤツコフスキー | 豊橋 | 不明 | 2007年07月18日
モルダウの主題が♪子狐こんこん山のなか♪と同じだったとは・・・。4人の方が、このレビューに「共感」しています。
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konchan | 東京 | 不明 | 2005年02月15日
冒頭のハープを聴くだけで、もう、ウルウルしてしまいます。クーベリックの同曲の録音のなかで、オケの力量的にはバイエルン放響などのほうが上でしょうが、私はこのハープで、もう、これをベスト版と決めています。シカゴ響との録音がこれに匹敵する出来だと思ってもいますが。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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ポミーカ | 東京都 | 不明 | 2024年07月24日
彼の熱心な聴き手であればこの曲の最高のCDは91年の東京での演奏。次はミュンヘンでのライブで3番目はウィーンフィル盤である。世評の高いボストン盤は一部に旋律の扱いに不自然なところがあり私はあまり聴かない。この感動的な音楽際のオープニングの演奏も東京での完成度には及ばない。これは記録として大きな価値があり国内盤よりいいジャケットだと思う0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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レインボー | 不明 | 不明 | 2013年12月22日
クーベリックのわが祖国は、このCDの音源も含めて、手元に三枚あるが、最も新しい音源がこのプラハの春のライヴ。 演奏の完成度、充実度は、有名なボストン交響楽団との1971年録音盤に一歩及ばずと言った所だが、演奏はチェコの民主化を祝うように喜びに溢れた力強い物で良い。 歴史的音源という事情を抜いたとしても、なかなか良い演奏であるが、わが祖国のファーストチョイスにはおすすめはあまり出来ない。 チェコのレーベル、スプラフォン原盤で、音質は問題なし。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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イナゾー | 札幌市 | 不明 | 2005年04月26日
歴史の当事者のみ実現できる感傷に溺れることのない素晴らしい演奏。価格的にも大満足な一枚です。ただ床下で聴かされてる様な録音はイマイチ。91年ライブでは解消されているのだろうが…。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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ボール犬 | 兵庫県 | 不明 | 2004年02月20日
クーベリックの音楽は、ゆるやかに洗練され、「西欧化」している。この演奏もローカル色豊かというものではない。ただ、その洗練をもってしても随所に現れるチェコ・フィルの味わい、そしてクーベリックの力強い指揮が、この作品の楽しさと気高さをおだやかに照らしている。録音は明晰度に欠け、特に弦の音がぼやけている。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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croquette | さいたま | 不明 | 2002年05月15日
長年バイエルンRSOを手塩にかけて育てたクーベリック。バイエルンはチェコのすぐ隣。さぞやチェコに対する思いが募っていたでしょうね。そして念願のチェコPOライブ。最初のハープの音を聞いただけで涙がにじみます。同時期収録のDVDも感動的。日本ライブもCD化しないかなぁ…。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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