『シモン・ボッカネグラ』全曲 シュタイン演出、ガッティ&ウィーン国立歌劇場、ハンプソン、フルラネット、他(2002 ステレオ)
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烏 | 広島県 | 不明 | 2009年09月28日
演出は、アバド&フィレンツェ5月祭と同じくペーター・シュタインが手がけている。しかも、いずれも2002年のもの。それにしては、こうも印象が違うものかと思う。キャスティングは当然違うのだけれど、どうもそのせいだけではないようだ。音楽の作りや向かい方はさらに距離がある。ここでは各自の好みと価値観とで評価が分かれそうだ。すなわち、ガッティ&ウィーン国立歌劇場のそれは、極めて重厚で暗く、アバド(あるいはイタリアのオーケストラ)のような軽快さと躍動感には欠けるのだ。作品にもよるのだろうが、少なくても『シモン・ボッカネグラ』なら、このガッティ&ウィーンはすばらしいと評価できる。キャスティングではハンプソン(シモン)、フルラネット(フィエスコ)は抜群の貫録。また、ガイヤルド=ドマス(マリア)は新鮮な魅力に溢れているのだが、相方のドヴォルスキー(アドルノ)が老け過ぎて似合わないのが残念だ。音質は抜群、映像もかなり良好。4人の方が、このレビューに「共感」しています。
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