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Bartok / Hindemith

CD バルトーク:ヴィオラ協奏曲、ヒンデミット:白鳥を焼く男、シェーンベルク:浄夜 今井信子、タカーチ=ナジ&ジュネーヴ高等音楽学校管

バルトーク:ヴィオラ協奏曲、ヒンデミット:白鳥を焼く男、シェーンベルク:浄夜 今井信子、タカーチ=ナジ&ジュネーヴ高等音楽学校管

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    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  2010年03月14日

    いずれも20世紀に活躍した作曲家の作品をラインナップした意欲作。バルトークとヒンデミットによるヴィオラのための協奏曲を前後におき、中間にシェーンベルクの浄夜を置くというカプリングの妙にも感心させられる。今井信子は、とかくヴァイオリンとチェロの間にあって地味な存在に甘んじているヴィオラの魅力を世に広めようと地道に活動してきただけに、彼女にとっても本盤の組み合わせは会心の一枚ということになるであろう。先ず、バルトークのヴィオラ協奏曲であるが、いかにも今井信子らしく、繊細で丁寧な音楽づくりだ。それでいて、起伏に富んだ同曲の各楽章の描き分けも実に巧みに行っており、彼女の表現力の幅の広さを痛感させられる。また、これまで使用されてきたシェルイによる補筆完成版ではなく、1995年に出版された新校訂版による初録音というのも、本演奏の価値をより一層高めることに貢献している。浄夜は弦楽合奏版であり、本版にはカラヤン&ベルリン・フィルによる超弩級の名演があるだけにどうしても旗色が悪いが、ナジは、メリハリの利いた重厚な音楽づくりを行っており、実に聴きごたえのある佳演に仕上がっている。ヒンデミットは、民謡を素材としているだけに、ヒンデミットにしては非常に親しみやすい旋律に満ち溢れた作品であるが、今井信子は、このような作品でも耽溺には陥らず、どこまでも格調の高さを失わない点を高く評価したい。録音も実に優秀で、これだけ低音を巧みに捉えた録音も、通常CDにしては珍しいと思われる。

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