CD

バルトーク:ヴィオラ協奏曲、ヒンデミット:白鳥を焼く男、シェーンベルク:浄夜 今井信子、タカーチ=ナジ&ジュネーヴ高等音楽学校管

Bartok / Hindemith

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
PC10215
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
日本
フォーマット
:
CD

商品説明

今井信子、待望のレコーディング!
バルトーク:ヴィオラ協奏曲、ヒンデミット:白鳥を焼く男


世界的なヴィオラ奏者、今井信子によるバルトークのヴィオラ協奏曲が登場します。しかもデラマジョーレ版での演奏です!

【未完の傑作、ヴィオラ協奏曲】
ヴィオラの巨匠、ウィリアム・プリムローズから委嘱されて書かれたベーラ・バルトーク[1881-1945]最晩年の傑作、ヴィオラ協奏曲は、彼の死により未完に終わっています。作品はヴィオラ独奏部分についてはほとんど完成していたものの、ほかはほとんど草稿と言ってよい状態にありました。これは白血病を発症したバルトークがピアノ協奏曲の完成を急いだからともいわれています。
 ちなみにアメリカ時代の5年間にバルトークが作曲した作品は、クーセヴィツキーからの委嘱作である『管弦楽のための協奏曲』と、メニューインからの委嘱作『無伴奏ヴァイオリン・ソナタ』、プリムローズからの委嘱作『ヴィオラ協奏曲』、そして妻ディッタへのプレゼントにしようと書かれていたピアノ協奏曲第3番の4曲のみで、オケコンとソナタは完成されたものの、あとの2曲は未完、特にヴィオラ協奏曲は順番が最後になってしまったこともあって、未完部分が多かったようです。

【弟子シェルイによる補筆完成】
これをバルトークの弟子で、ピアノ協奏曲第3番最後の未完部分の完成も手がけていたハンガリーの作曲家ティボール・シェルイが補筆・完成させ、プリムローズの独奏、ドラティ指揮ミネアポリス響の演奏で初演されたのが1949年のことでした。

【作曲家の息子の監修によるヴァージョン】
やがて年月の経過と共に、シェルイ版のオーケストラ・パートは、響きが薄すぎるのではないかという意見が出るようになり、さらにシェルイ自身のロマン的な個性が反映されすぎているのではないかという批判もあらわれ始めたこともあって、1995年、バルトークの息子、ピーター・バルトークの監修のもと、ネルソン・デラマジョーレによるヴァージョンが完成されます。
 このヴァージョンは、バルトークの残した草稿に立ち返ることで、シェルイ版を見直し、大小いくつかの変更をおこなったというもので、よりバルトーク的な方向を目指したというものです。

【あなたは白鳥を焼く男ではありません】
アルバムの最後を飾る『白鳥を焼く男』はヒンデミット・ファンに人気のある作品で、3つの楽章から成るヴィオラ協奏曲の体裁をとっています。題名は、第3楽章に用いられた「あなたは白鳥を焼く男ではありません」という舞曲に由来するもので、東欧の人が白鳥を焼いて食べるというような話ではなく、ヴィオラ・ソロが吟遊詩人の役を演じ、民謡の旋律を披露するという内容です。

【2つのヴィオラ協奏曲をつなぐ『浄夜』】
アルバムの2曲目は、ハンガリーの名門、タカーチ四重奏団の元リーダーで、最近は指揮活動にも熱心なタカーチ=ナジの指揮によるシェーンベルク[1874〜1951]の『浄夜』。前後の個性的ヴィオラ協奏曲を、豊かな情念をたたえた美しい音楽が繋いでいます。

【収録情報】
・バルトーク:ヴィオラ協奏曲(デラマジョーレ版)
・シェーンベルク:浄夜(弦楽合奏版)
・ヒンデミット:白鳥を焼く男〜ヴィオラと小管弦楽のための
 今井信子(ヴィオラ)
 ジュネーヴ高等音楽学校管弦楽団
 ガーボル・タカーチ=ナジ(指揮)

 録音時期:2008年
 録音方式:デジタル(セッション)

内容詳細

日本を、そして世界を代表するヴィオラ奏者となった今井信子。アルバムにも名演が多いが、今回の演奏も秀逸。聴き慣れない作品ではあるけれど、品格のある演奏で作品の魅力を引き出してくれた。彼女のからんでいない「浄夜」の弦楽合奏も、非常にこなれた演奏で充実。(堀)(CDジャーナル データベースより)

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いずれも20世紀に活躍した作曲家の作品を...

投稿日:2010/03/14 (日)

いずれも20世紀に活躍した作曲家の作品をラインナップした意欲作。バルトークとヒンデミットによるヴィオラのための協奏曲を前後におき、中間にシェーンベルクの浄夜を置くというカプリングの妙にも感心させられる。今井信子は、とかくヴァイオリンとチェロの間にあって地味な存在に甘んじているヴィオラの魅力を世に広めようと地道に活動してきただけに、彼女にとっても本盤の組み合わせは会心の一枚ということになるであろう。先ず、バルトークのヴィオラ協奏曲であるが、いかにも今井信子らしく、繊細で丁寧な音楽づくりだ。それでいて、起伏に富んだ同曲の各楽章の描き分けも実に巧みに行っており、彼女の表現力の幅の広さを痛感させられる。また、これまで使用されてきたシェルイによる補筆完成版ではなく、1995年に出版された新校訂版による初録音というのも、本演奏の価値をより一層高めることに貢献している。浄夜は弦楽合奏版であり、本版にはカラヤン&ベルリン・フィルによる超弩級の名演があるだけにどうしても旗色が悪いが、ナジは、メリハリの利いた重厚な音楽づくりを行っており、実に聴きごたえのある佳演に仕上がっている。ヒンデミットは、民謡を素材としているだけに、ヒンデミットにしては非常に親しみやすい旋律に満ち溢れた作品であるが、今井信子は、このような作品でも耽溺には陥らず、どこまでも格調の高さを失わない点を高く評価したい。録音も実に優秀で、これだけ低音を巧みに捉えた録音も、通常CDにしては珍しいと思われる。

つよしくん さん | 東京都 | 不明

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