交響曲第9番『合唱』 バーンスタイン&バイエルン放送響、他
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いやみなぶらいあん | 神奈川県 | 不明 | 2018年12月31日
かの宇野功芳氏が薦めていたと記憶しているが、そう言われてみればフルトヴェングラーの次に功芳氏の第九に似ているかもしれない。 モニュメンタルな演奏の記録で、バーンスタイン最晩年独特のためや重さはあるが、即席編成から来るアンサンブルの乱れやリハーサル不足のせいか、第1楽章など表現そのものに不徹底さや曖昧さが散見され、指揮者の体調の悪さも伴い十全な成果を生んでいるとは言い難い。 それでも、第4楽章は臨時編成の合唱とオケの総勢がシラーの詩とベートーヴェンの理念とバーンスタインの指揮の元、全力を尽くして音楽的な感興を作り出し、長きに渡った母国の東西分裂の解消に歓びの歌を奏で、他に代え難いパッションを生み出している。 第4楽章の後半以降に尋常ならざる盛り上がりを見せているのが、この特別なコンサートの証しかと感じる。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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