交響曲第7番 ジュリーニ&ベルリン・フィル(1985 ステレオ)(日本語解説付)
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七海耀 | 埼玉県 | 不明 | 2014年03月06日
これは、ジュリーニとBPOとは思えないくらい、縦の線が怪しい。実演では、それ相当に共演していた仲だと思うんだけど。特に、第二楽章に顕著、第一楽章は、コーダで、アッチェレランドの指示を守っていて、これは、ブロムシュテッドやプレートルと同じ。フィルハーモニーでの録音とは思えないほど残響が豊か。ジュリーニの気合も聞こえる。この演奏は、第三楽章と第四楽章が良く、特に、第四楽章は、竜頭蛇尾になりがちなこの曲の演奏にあっては、まことにスケールが大きく、頭でっかちの印象を取り払ってあまりある。完成度では、VPOとの録音に一歩譲ると思うけど、窮屈なところのない、生命力はこの演奏のほうが上だと思う。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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ほんず内閣総理大臣 | 北海道 | 不明 | 2011年08月14日
私の中では、これ、スゴイ重い曲で、それはやはり「ワーグナー追悼」の想いの込められた第2楽章によるところが大きいですな。さて、ところが、この演奏で聴いて何ともびっくり。重苦しさがなく、明るさやのびやかさが全体を支配して(第2楽章でさえも!)、まさにロマンティック交響曲となっております。一回目に聴いたときはなんだかそれが「軽さ」に思われて不満でしたが、あらためて聴きなおし、「ああ、こういうアプローチだってもちろんありうるねえ」と納得しました。そう思えば、実に立派な演奏です。8番と同様、打楽器がややオフなので、迫力はさほどではありませんが、このアプローチですから別によろしいのでしょう(あるいはもともとそんなに鳴らしていないのかもね)。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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