交響曲第7番 デニス・ラッセル・デイヴィス&リンツ・ブルックナー管弦楽団
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風信子 | 茨城県 | 不明 | 2019年02月15日
ブルックナーの交響曲は如何にスコア通り演奏できるかで天地の差がつく D.R.デイヴィスの演奏に物申すとすれば 第一楽章が”遅い”と言うことだ だがこれはギリギリ許容範囲の中にあり 趣味の問題だろう この一点を除けば ブルックナー音楽の特徴を的確に捉え十全に表出した演奏だと思う そもそもブルックナーとは何者か その音楽に現れたブルックナー像を如何に捉えているか 出発点が違えば当然至る到達点も違うものになるのが音楽だ 若しやその音楽を豪壮な神格化したものに見てやしないか そしてこの第7番が繊細な震える魂が捉えた世界の詩と真実を描出したものと見えているか 聞こえているか 先ずスコアを見よう そこに広がる譜表のフィールドの簡素さに気づくだろう ほとんどの部分が室内楽の譜面かと見えるほど風通しがいい そこには深遠な宇宙空間など広がってはいない 侘しい草原の丘が連なっているばかりだ いい演奏である あなたも如何0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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七海耀 | さいたま市 | 不明 | 2008年09月18日
5月24日のライヴと表記されているが、ゲネプロをつなげたか、第一楽章(3:48)に編集の跡と思しき箇所がある。このシリーズに共通するややデッドな音響は、1番、2番ならともかく、後期の3曲にはマイナス。弦も高音が痩せて聞え、ブルックナーの名を戴く割には、あまりブルックナーらしい響きではない。安さが魅力だが、それなら、Mr.S盤や、Naxosのティントナー盤のほうが良い。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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