交響曲全集 カラヤン&ベルリン・フィル(1970年代)
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abbadondon | 栃木県 | 不明 | 2017年12月03日
あまり日の当たらない1.2.3番を聴く気にさせてくれるし、 4.5.6番は超名盤。 とにかくアンサンブルの完璧さは舌を巻く。 特に「悲愴」は前にも後にもこの演奏しかありえない。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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arisuyama | 愛知県 | 不明 | 2011年12月11日
チャイコに限った事ではないが「カラヤン盤はオーディオが嬉しそうに鳴る」と云う先達の言葉を思い出す。別に録音の優劣の話では無い。最近セット物が安価になったのでカラヤン物をいくつか買い求めたが、なるほどなと思う。どれも「音で満たされている」という感覚は確かにある。全帯域(ありえないが)消えるように終わるその寸前まで鳴らしたい指揮ぶりが分かる。その先達に定盤ムラヴィンスキーやロジェベンはどうだと聞いたら「苦しそうだ。悲鳴が聞こえる。」と笑う。演奏について話した記憶がないが、講釈好きでいつも熱く語る別の知人より何倍も説得力があったなぁと懐かしく思い出す。たまに聞きたくなるのだから・・・よい演奏だと思う。4人の方が、このレビューに「共感」しています。
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つよしくん | 東京都 | 不明 | 2011年06月05日
カラヤンは、クラシック音楽史上最大のレコーディングアーティストとして、様々な作曲家による交響曲全集の録音を数多く行った。その大半は独墺系の作曲家によるものに限られているが、唯一そうでないものが存在する。それが、本盤におさめられたチャイコフスキーの交響曲全集である。チャイコフスキーの交響曲は、独墺系の錚々たる大指揮者が好んで演奏を行ってきてはいるが、それは後期三大交響曲(第4〜6番)に限られていると言える。したがって、初期の第1〜第3番を含めた全集を録音したのは、独墺系の指揮者の中では現在においてもカラヤンが唯一の指揮者ということになる。このうち、第1〜3番については、カラヤンも実演では一度も採り上げたことがないことから、本盤におさめられたこれらの演奏は、カラヤンが全集を完成させることを目的に録音した唯一の演奏ということになる。これに対して、後期三大交響曲についてはカラヤンの十八番でもあり、本盤以外にも、ライヴ録音を含めかなりの点数の録音を遺している。第3番及び後期三大交響曲についての個別の演奏評価についてはそれぞれレビューを既に投稿しているので、個別の交響曲毎の演奏評価についてはそちらに委ねるが、いずれにしても、本盤におさめられた演奏は、カラヤン&ベルリン・フィルの黄金時代の演奏の凄さを満喫させてくれる素晴らしい名演と高く評価したい。各交響曲の演奏は、いずれも1975〜1979年というカラヤン&ベルリン・フィルの黄金コンビの全盛時代のもの。一糸乱れぬ鉄壁のアンサンブルを誇る弦楽合奏、金管楽器のブリリアントで強靭な響き、桁外れのテクニックを誇る木管楽器の極上の美しい響き、そしてフォーグラーによる雷鳴のように轟くティンパニなどが一体となった超絶的な技量を披露するベルリン・フィルの名演奏に、カラヤンは流麗なレガートを施すことによって、究極の美を誇るいわゆるカラヤンサウンドを形成。正に、オーケストラ演奏の極致とも言うべき圧倒的な音のドラマの構築を行っていたところである。本盤におさめられた演奏は、いずれもかかるカラヤンサウンド満載の圧倒的な音のドラマが健在であり、これはこの黄金コンビが成し遂げた究極の名演奏と言っても過言ではあるまい。後期三大交響曲については、実演に近いドラマティックな豪演を展開する1971年盤(EMI)や、最晩年の枯淡の境地を示すとともに、音楽そのものを語らせる至高の名演である1984年盤(DG)の方をより上位に掲げる聴き手も多いとは思うが、カラヤンの個性が安定して発揮されていることや、演奏の完成度という意味においては、本盤におさめられた演奏は、1971年盤や1984年盤にいささかも引けを取っていないと考える。併録のスラヴ行進曲とイタリア奇想曲は、いかにもチャイコフスキーを得意としたカラヤンならではの素晴らしい名演だ。ただ、スラヴ行進曲の終結部での反復が省略されているのが残念であるが、これはベルリン・フィルを指揮した他の指揮者による演奏でもそのようになっており、ベルリン・フィルが使用している楽譜自体に問題があるのかもしれない。録音は、デジタル録音に移行する直前のいわばアナログ録音の完成期のものであるだけに、従来盤でも十分に満足できる音質であるが、数年前にカラヤン生誕100年を記念して発売されたSHM−CD盤がこれまでのところ全集としては最も良好な高音質であったと言える。そして、不思議なのは、チャイコフスキーの交響曲の中で最も人気の低い第3番のみが、シングルレイヤーによるSACD&SHM−CD化されているということである(スラヴ行進曲及びイタリア奇想曲のSACD&SHM−CD化については当然のことであると考える。)。いずれにしても、本盤はカラヤンによる素晴らしい名全集でもあり、今後は第3番以外の交響曲についても、シングルレイヤーによるSACD&SHM−CD化をしていただくことをこの場を借りて大いに要望しておきたい。3人の方が、このレビューに「共感」しています。
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グラモフォン | Kanagawa | 不明 | 2008年03月28日
71年盤は最高ではあるが、SHM-CDのこの75ー76年盤は弦の伸びが綺麗になり、低音もしっかり鳴っており、さすがカラヤンと再確認させられた。5人の方が、このレビューに「共感」しています。
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I&W | JAPAN | 不明 | 2008年03月21日
No.1;11’39/12’05/7’56/12’43 No.2;11’01/8’01/5’40/10’08 No.3;14’26/8’12/8’08/5’56/9’30 No.4;18’45/9’01/5’44/8’21 No.5;15’41/14’29/6’30/12’25 No.6;18’31/9’08/8’34/9’593人の方が、このレビューに「共感」しています。
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Pianist | tokyo | 不明 | 2007年11月29日
4〜6番は諸々の新旧盤に更に優れた演奏がある。この全集は勢いは良いが豪快でも空虚な印象が強い。ベルマンとのセッションが流れ、急遽穴埋めに録音された5番、71年EMI、84年VPO盤に比べて劣る悲愴。1〜3番はいかにも全集完成目的に短期間で録音され、細かな部分、特に楽章内での(作曲者による)微妙なテンポの揺れ動きがぎこちなく、当然フレージング感も良くない。ゆったり演奏されるべきメロディーがせわしなく、前進的な部分が重く生ぬるい。記録としてのディスク…と、すでにカラヤンにもヒストリカル系の様なコメントが付されるようになったか0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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