ヴァイオリン協奏曲、他 スクリデ、ネルソンス&バーミンガム市響
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angelico | 東京都 | 不明 | 2011年05月21日
ゆったりとしたテンポで、リリカルな旋律美をたっぷり歌うチャイコフスキーは、ロシア的伝統にマッチしていて私は好きです。ただし1楽章ではテクニック的にも切れ味が悪く、2楽章も含めもっちりしすぎて動きが重いです。3楽章でようやく音楽が前に進むようになり、ずっと聴きやすくなります。ただしリズム感が悪いわけではないが、やはり重いです。体重が増えて、太くなってしまったバレエダンサーが必死に踊っている感じ。救いは、音が美しいこと。スクリデが日本音楽財団から借りているストラドは、コレクションの中では最上級。なお、ネルソンス率いるのオケ・パートは随所に面白みがあって、こちらの方がソロより楽しいというべきか。しかし、オケは残念ながら上手ではなく、管の飛び出しや、弦の粗さも目立ちます。惜しいね。で、★3つ。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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