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マーラー(1860-1911)

CD 交響曲第9番 バレンボイム&シュターツカペレ・ベルリン

交響曲第9番 バレンボイム&シュターツカペレ・ベルリン

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  • ★★★★★ 

    ヒューブーン  |  静岡県  |  不明  |  2010年09月21日

    指揮者本人はおそらくドラマティックに演奏しているつもりなのだと思うが、一般的な「節操」の範囲を決して逸脱できないのが、バレンボイムの個性だ。ただ「節操がある」と言えば、大人しいようにも感じてしまいがちだが、実はそれはまったく違う。バレンボイムの作り出すこのマーラーの音楽は どちらかと言えば「邪悪」な精神が色濃く内在していて、それが今までにない、マーラーの新しい視点になっている点、大いに存在価値のあるディスクだ。

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  • ★★★★★ 

    エーテルの風  |  長野県  |  不明  |  2010年09月15日

    およその名指揮者と言うのは、ブルックナー指揮者系とマーラー指揮者系とに完全に分かれるように思う。(例えばチェリビダッケは前者、バーンスタインは後者)・・・・一般的にはバレンボイムはブルックナー系に属すると思われていると思うが、バレンボイムのブルックナーに感動したことがないことと、実際この9番を聴いてみると、私個人的にはマーラー指揮者系に挙げたいと思う。このマーラー9番は、高密度で、絶叫せず、微笑みなどは皆無で、飾り気のない マーラーに過ぎないが、光りをも吸収してしまいそうな、ブラックホール的吸引力に満ち満ちている。  テンポの動かし方などは全く違うが、誰のマーラーに似ているか?と問われたら、意外とインバルの同類なような気がする。

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  • ★★★★★ 

    ゲニウス=ロキ  |  京都府  |  不明  |  2009年09月11日

    音楽の深淵にまで迫ろうとする、果敢な志に貫かれた凄絶な演奏。 バレンボイムは決して表層の”美しさ”に拘泥することがない、しかしそれ故に野獣のような荒々しい美を、退っ引きならない切実さの内に産み出して行く。 理知にかまけず、情念に溺れず、その葛藤そのものが、現代における地獄巡りさながらのアクチュアルなドラマを成す、このような稀有な演奏に出会えたことは歓びだ。

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  • ★★★★★ 

    バルツァ  |  東京都  |  不明  |  2007年05月12日

    無機質なマーラー演奏が多い中、ここまでやりたいことを演奏することは珍しい。とにかく主張がある、オケが共感しているのが伝わってくる。現場にいたらより感動しただろう。それにしてもシュターツカペレは年毎にレベルが上がっているように感じる。筋肉演奏のベルリンフィルよりも好きになってきた。

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  • ★★★★★ 

    マラ3マニア  |  東京西麻布  |  不明  |  2007年04月01日

    純音楽的なマーラーだ。しかし決してブーレーズのように無機質にならず、音楽に熱い情熱が感じられる素敵なマラ9。特に2・3楽章の燃焼度は数あるこの曲のディスクに中でも1・2を争う名演ではないか。素敵なマーラーを聴かせてくれたバレンボイムに感謝したい。マラ3を是非録音して欲しい。

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  • ★★★★★ 

    珈琲好き  |  鹿児島  |  不明  |  2007年04月01日

    読売日本交響楽団の素敵なマーラーを聴いたあと,池袋のHMVさんに立ち寄ったら,この演奏が流れてました。迷わず買いました!あの感動がよみがえってくるような素晴らしい演奏です!やはりオケが上手い!! ところで皆さんのお薦めのマーラー『第9』は何ですが?

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  • ★★★★★ 

    村井 翔  |  名古屋  |  不明  |  2007年03月29日

    2003年シカゴ響との来日時の演奏はまだ踏み込み不足で、来日前にシカゴで録られていた録音が諸事情により発売できなくなったのは、むしろ良かったと思ったのだが、その3年後にこんな凄い録音を聴かせてくれるとは。交響曲全集を作るような指揮者でも最高傑作の9番だけは構えてしまいがちだが、バレンボイムは臆することなく曲を組み伏せてしまった。楽譜無視の主観的な演奏ではないが、最近流行の知的な細部拡大趣味とは無縁、おそるべき表現主義的強靭さを獲得している。オケの隅々まで表現意欲がみなぎり、汚い音を恐れないのも圧巻。

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