マーラー:交響曲第1,4,5,6番、ブルックナー:交響曲第3,4,5,7,8,9番 クリストフ・フォン・ドホナーニ&クリーヴランド管弦楽団(10CD)
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SeaCrow | 東京都 | 不明 | 2015年10月14日
このセット、2015年の発売となっていますが、これはあくまで再発日で、実際は1999年に出たものそのままですね。前の方が書かれていますが、ブル6、マラ9が含まれません。これは、両曲のディスクが、このセットと同時期に発売された新譜だったため含まれなかった、という事情があります。なぜ今頃、この形で再発するのかは謎ですが、もし装丁も当時のままなら、2枚組プラケースが5組の分厚いものとなるはずです。デッカには、できればドホナーニの全録音集成のボックスを出していただきたいところです。いわゆる「巨匠的」な芸風と無縁であったためか、やたらと日本で評価の低かったドホナーニですが、そのシャープでソリッドなスタイルは、曲とマッチすると素晴らしい効果を生みます。このセットの中では、ブル7、9、マラ4、5あたりは実に見事なものです。6人の方が、このレビューに「共感」しています。
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kadoshin | 東京都 | 不明 | 2015年10月08日
ブルックナーでいえば6番が入っていないのは何故でしょうか?マーラーはたしか9番もあったはず。 せっかくセット化するなら、全部入れて欲しかったです。いずれ劣らぬ名演だけに残念です。 ほとんど持っていますが、演奏だけの評価は文句なく星5つ。一般的なブルックナー、マーラーの名演とはいえません。あくまでも冷静に、モダンな感覚で楽譜が透けて見えるような現代的な演奏です。オーケストラは金管が抜群に巧いです。同コンビのテラークの録音はやや鮮明さに欠けますが、デッカの録音は超優秀です。 どちらかというとマーラーよりブルックナーの方が面白く感じます。マーラーはやや常識的で、同系統としてはショルティだと思いますが、ドホナーニの方がさらに無機的。 ブルックナーはドイツ的、構築的な演奏とは対極的に、素材をそのまま出しました、といった演奏。マーラー同様熱くならず、宗教的な趣を期待する向きにはまったく受け入れられないでしょう。ここにはない6番第1楽章コーダでティンパニのリズムを崩したのを聞いたときにはのけぞりました。随所で、こうした独特な解釈が出てくるのも実に面白いです。4人の方が、このレビューに「共感」しています。
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