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スメタナ(1824-1884)

CD スメタナ:わが祖国 ノイマン指揮チェコ・フィル(1982東京ライヴ)

スメタナ:わが祖国 ノイマン指揮チェコ・フィル(1982東京ライヴ)

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  • ★★★★☆ 

    トロ  |  不明  |  不明  |  2021年03月13日

    過去のレヴューも多い人気盤だが、レビューが75年のセッション録音へのレヴューもこちらの録音に混在してしまっているので訂正頂きたい。演奏自体は素晴らしいが、音はPCM録音と銘打った初期デジタル録音の限界が露呈している。テープヒスこそないが、音場が広がりと深みに欠けてHQCDをもってしても音質改善はさほどでもない。75年録音の方が多少のテープヒスこそあるが自然な響きで、ある程度の再生装置で聴くなら、ノイマンの演奏ではそちらの方が良いと思う。

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  • ★★★★★ 

    織工  |  東京都  |  不明  |  2014年12月23日

    1974年6月28日東京(都民劇場)で、この組み合わせによって、「新世界から」、「タラス・ブリーバ」そして「モルダウ」を聴いた。陶酔の時間といってよい見事な演奏だった。 ノイマンの指揮の「先生」は、同じヴァツラフの名をもつターリッヒであり、ノイマンはチェコ・フィルでヴィオラ奏者になる一方、結成直後のスメタナ弦楽四重奏団にも加わった。しかも、その3年後、クーベリック急病で指揮を代演。その成功によってチェコ・フィルの首席指揮者に抜擢される。弱冠28才であった。その20年後の1968年に再び、同団の首席指揮者に就任するが、それ以前はコンビチュニーの後任としてゲヴァントハウスの楽長を務めていたのだから、その力量は同時代でも群を抜いていたことがわかる。 ノイマンの特質は、全体に安定したテンポのもと、弱音部の弦楽器の清澄な美しさにあり、かつ木管楽器との得も言われぬ融合感にある。過度なダイナミズムを抑制しつつ、柔軟でシルキーな音色は形容しがたい深い美音である。この特質は、マーラーの交響曲全集でも、出色のブルックナー交響曲1番でも共通する。 ノイマンは、同団出身の名ヴィオラ奏者であり、同団の良さを熟知している。本曲に関する「最強」の組み合わせであり、同団の美点をあますところなく表出している。過度に感傷的でもなく、強音で迫力を誇示するでもなく、故国のプライドを背筋を伸ばして表現するような屹立感、いまだ本曲の最右翼盤である。

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  • ★★★★★ 

    広島のパヴァンヌ  |  広島県  |  不明  |  2014年02月21日

    この歴史的名盤,4500円のSACDを買い逃したと思っていたところ,3200円(税別)に値下げしての再発売。しかも,ケースこそレギュラーに変更していますが,シングルレイヤーSHM仕様,緑のコーティングはそのままなので大変お得感があります。このSACDの音の実力を2010年発売のBlue-specCDと聞き比べてみました。SACDはやや低音が不足気味ですが,弦も管も伸びやかに鳴り響き,チェコ・フィルらしい香りの高さを十分味わうことができます。対するBlue-specCDは冒頭ハープこそきれいですが,木管が鳴り始めると音の濁りが気になり,弦楽器が奏でると擦れた音にイライラします。Blue-specCDの帯には(192kHz/24bitコピー)とありますが,音の密度ではSACDにかないません。ノイマン/チェコ・フィルの「わが祖国」のSACDには,他に来日公演盤もありますが,それは熱演型であり,録音や表現のバランスは本盤の方がとれているように思います。ノイマンは恣意的な解釈を抑え、緩急の変化も控え目なため、例えばコバケンによる表現主義的な「わが祖国」のように圧倒することはありませんが、本盤はチェコ・フィルによるスタンダードな名演として位置づけることができるのではないでしょうか。今後も過去の名演が次々SACD化されることを望みます。

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  • ★★★☆☆ 

    レインボー  |  不明  |  不明  |  2014年01月05日

    ノイマンは、この『わが祖国』をチェコ・フィルを始めとして様々なオケと同曲を録音している。 この録音は1982年に東京でのライヴで、凡演でない事は確かであるのだが、7年前に録音された有名な、1975年盤に比べると、どこか物足りなさを感じてしまう。 録音もライヴという事を考えてもイマイチパッとしない。 現在は上記の75年盤が高品質CD&安価で発売されているので、初めてノイマンのわが祖国を聴くならそちらをおすすめ。

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  • ★★★★★ 

    レインボー  |  不明  |  不明  |  2013年12月20日

    ノイマンの数多い、わが祖国の録音でも一番にくるのがこのCD。 素材を生かし、隅々まで考えられ、推進力、ドラマ、テンポはゆっくりしたテンポをとっているがダレることなく、どれを取っても隙のない名演奏だ。 あとチェコ・フィルの音色も個性的。 これからわが祖国の全曲盤を聴こうという人のファーストチョイス盤としてもオススメ。 今回Blu-specCD化した事で、デジタル録音のようにとはいかないが、だいぶくっきりはっきりした音質になったと思う。

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  • ★★★★★ 

    ゆうさん  |  静岡県  |  不明  |  2012年10月20日

    下手をすると単調な演奏になってしまう全6曲をがっちりとした構成で劇的に盛り上げている。そこにはスメタナの敬愛、愛国心が強く作用しているのだろう。他の国の演奏者がいくらがんばっても踏み込めぬ領域かもしれない。録音の古さはそれほど感じられず生々しいサウンドと言えよう。オーディオチェックにも活用している。

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  • ★★★★☆ 

    m326  |  新潟県  |  不明  |  2012年02月01日

    ノイマン/チェコフィル1975年録音の我が祖国、特にモルダウは何度聴いても飽きさせない、まさにお手本中のお手本ともいうべき名演。奇を衒った演出はいっさいなく、スコアの音符をひとつひとつ律儀に丁寧に現実音に翻訳していく。聴くたびにこの曲の魅力を再認識させる。今回シングルレイヤーSACD化で、より音質がクリアになり、各楽器が鮮明に浮かび上がる。ただスプラフォンの音源がそうなのであろうが、弦の音質が硬質で、低音の量感が不足している。それだけが残念でならない。

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  • ★★★★★ 

    masato  |  新潟県  |  不明  |  2011年10月30日

    クーベリック&ボストン響とほぼ同時発売。おまけにどちらもシングルレイヤーのSACD…直接対決は避けられないが,どちらも名盤・名演奏であることに変わりはなく,どっちかを上位に…など馬鹿げた話。ノイマンはスッピン美人。クーベリックは化粧美人。優れた素材の魅力をそのままに引き出したノイマン。「この素材は,ここに少しアクセントを加えればもっと魅力的になるんだがなぁ…」をハイレベルで実践したクーベリック(ここまではクーベリック盤と同じレビューです)。音もまたノイマン盤はスッピン感が強く,それがまた魅力的。演奏にしても,録音にしても,妙な(不自然な)強調がないので,安心して身を委ねていられる。ほんと,2枚ともいいアルバムだ…!

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  • ★★★★★ 

    KANA07  |  石川県  |  不明  |  2011年07月16日

    SACD化され再度購入いたしました。全体に解像度ヤスケール感は大きくなり音響が分厚くなりました。ただ、ところどころ固さも感じされるところが唯一の不満であります。演奏は言うまでもなく最高の演奏であるが、個人的には躍動感のあるクーベリックのバイエルンとの演奏が好きである。ただ、チェコを感じる演奏としては最高の演奏なので他の人に薦める場合はこの盤をお薦めします。

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  • ★★★★★ 

    Fostex で聴いてます  |  徳島県  |  不明  |  2009年08月18日

    SACDで買い直しました。SACDの2チャンネルで聴いたのですが、もう全く別次元の音で、「松ヤニが飛ぶような」低弦、味わいのある木管、神々しい金管、生々しいティンパニ、輝かしいシンバルなど、マスターテープにはこんな音が入っていたのかと驚き、全身の鳥肌が立って、ものすごく感動しました。ホールの残響まで部屋の中にくっきりと再現されます。「わが祖国」はノイマンの演奏がいちばん好きで、通常CD、マスターソニック盤と買い直してきましたが、今ひとつ満足できず、「LPで聴いていたときのほうが感動していたなあ」と思っていました。ところが今回のSACD盤は、初めてこの演奏を聴いたときの感動を思い出し、ブラニークの終段など、もう涙なしでは聴けませんでした。ためしにマスターソニック盤のCDと聞き比べてみましたが、CDでは演奏しているホールの外からガラス越しに聴いている感じ。SACDはホールのど真ん中で聴いている感じ。自然で伸びやかで、生々しさが全然違います。やっと満足できる盤に巡り会って幸せです。この演奏はSACDだけで十分、CDは処分しようと思います。

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  • ★★★★★ 

    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  2009年08月15日

    ノイマンの4度にわたるスタジオ録音中3度目の録音であるが、ノイマンの最も脂の乗り切っていた時期に収録された本盤こそ、永遠の名盤であると言うべきであろう。ノイマンの指揮は決して奇をてらうものではなく、あくまでも自然体の正統的なアプローチであり、楽曲によっては時として物足りなさを感じることもあるが、わが祖国のようないわゆるお国ものを採り上げた時は、こうしたアプローチが見事に効を奏し、チェコ以外の指揮者や団体では到底達しえないような境地の名演に仕上がっている。その境地とは、正に祖国への愛や民族の誇りであり、それが本盤を聴いた我々を深く感動させるのだと思う。演奏についてはこのように申し分ないのだが、HQCD化によって、やや高音がきつめに仕上がっており、それだけがやや気になった。

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  • ★★★★★ 

    ミヒャエル  |  さいたま  |  不明  |  2008年06月01日

    我が祖国はチェコ系の指揮者に限ると僕は思う。 この演奏も、ノイマンの祖国に対する思いがひしひしと伝わってくるすごい名演奏。 と同時に、やっぱチェコ系の指揮者のこの曲に対する思い入れはすごいものがあると思った。

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  • ★★★★★ 

    宇野候補  |  いばらき  |  不明  |  2008年04月12日

    コバケン クーベリック スメターチェク いろいろ聴いてみましたが、結局ノイマンに戻る

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  • ★★★★★ 

    ワルター・メンゲルベルク  |  不明  |  2008年01月31日

    今までクーベリック盤(ボストンSO盤、バイエルン放送SO盤、チェコPO来日ライヴ)を主に聴いてきましたが、ノイマン盤の素晴らしさは先の三枚と双璧の(ボストンSO盤は完全に凌駕している)ものと思われます。ほとばしる郷土愛や誇りがひしひしと伝わってきます。冒頭のハープの一音から引き込まれます!有名な《モルダヴ》も、ここまで優れた演奏が他にあるでしょうか。これは、もはや川の流れというより、チェコ人の熱い血潮やチェコの伝統の流れのようです。《ブラニーク》ではいい意味で洗練され過ぎないゴツゴツさが魅力で、まさにボヘミア的!ただ、終演近くで《高い城》の主題が回想される辺りからは、個人的にはクーベリック/チェコPOの来日ライヴ盤およびバイエルン放送SO盤の方が熱くて好きです。だから中々甲乙付けがたいのですが、首位が三つということでいかがでしょうか?

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  • ★★★★★ 

    みすたーS  |  神奈川  |  不明  |  2007年08月21日

    録音レベルが低めで、75年のスタジオ録音よりも鮮明ではないが、ライブの熱気をダイレクトに伝わる名盤。ノイマンの懐が深く緻密な音楽作りはスタジオ録音で楽しみ、ノイマンの実演での燃焼度が非常に高かったことをこのライブ録音で実感する。最高の幸せではないだろうか。

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