ヴァイオリン小品集 P.クーシスト(vn)カルッカイネン(p)
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sunny | 兵庫県 | 不明 | 2016年04月15日
シベリウスは交響曲、管弦楽だけの作曲家では無いよ、ピアノ独奏や、室内楽でも素晴らしい作品を書いていると、教えてくれたのは、ピアノの田部京子さんのChandosアルバム。シャンドスのプロデューサーに勧められて録音したそうなのだけれど、出来上がったものは、素晴らしいどこから聴いても、シベリウスの音楽だった。ここでは、フィンランドのシベリウスの自宅で、ヴァイオリンとピアノのナンバー。殆ど、民謡、むき出しのフィドル・ミューシック、50年代の演奏の様に響いてくる。シベリウスが交響曲の筆を折ってからの作品も後半登場する。これがまた、生き生きとしていて、美しい、楽しい。そして、やっぱり、侘しい。グリーグのヴァイオリン・ソナタみたいに、もろ民謡、と、言うのも出てくる。ジャズみたいに演奏してるのも。やってくれるね、クーシストさん。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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m326 | 新潟県 | 不明 | 2011年06月22日
一瞬クライスラーの自作自演CDを聴いているような錯覚に捕らわれた。現代の若手演奏家による2004年のデジタル録音にもかかわらず、このノスタルジックな雰囲気はなんだろう。シベリウスの自宅で録音されたそうだが、まったく残響がなく木目のひとつひとつが見えるかのように捉えられたヴァイオリン、セピア色のピアノの音色。シベリウス存命中の時代にタイムスリップしてホームコンサートの現場に置かれたかのようだ。大ホールでの大きな音量を求められての演奏とは対極の世界がここにある。SHM-CDだったらもっと雰囲気が出るのではないか?発売を望みたい。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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