交響曲全集 ワルター&ニューヨーク・フィル(1951−1953)
検索結果:2件中1件から2件まで表示
-
ほんず内閣総理大臣 | 北海道 | 不明 | 2013年04月19日
まずは音について。鮮明さではいま一つですが(ややこもった音)、オーケストラの響きはきちんととらえられていて、迫力もあり、鑑賞には問題ありません。充分に楽しめます。さて、後年のステレオ録音と実はほんの10年も違わない時期の演奏ですが、覇気がこちらは充分にあって勢いが違います。場面によってはやや前のめりになるくらいの推進力があって、力強く、大いに結構。第2番はそれがとても良い方向に働いた演奏。この全集の白眉かな。力強さと抒情では第3番も名演。もちろん第1番や第4番もいいですね。総じてニューヨークフィルの厚みのある響きが演奏をいかにも堂々たるものとしていて、コロンビア交響楽団とのキラキラした演奏と違う、いかにもブラームスらしい風合いを表わしています。4曲とも質の高い、いい演奏ぞろいでしょう。ただですねぇ、個人的にはファーストチョイスはないように思うのですなあ。よい録音で魅力的な演奏、いろいろ出ております。「ドイツ・レクイエム」についても書いたのですが、ワルターの遺産ということで価値大。多くのディスクと競合するものではないでしょうな。3人の方が、このレビューに「共感」しています。
このレビューに 共感する
-
SH | 佐賀県 | 不明 | 2009年09月28日
そつないブラームスといった感じがします。よくできているのだけど、物足りない感もあって、退屈まではしません。5つ☆ばかりで飾られている氏の演奏に4つ☆を書き込んでいいのかわかりませんが、全体的に曲自身をおとなしく聴きすすめるにはよいものだとおもいます。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
このレビューに 共感する
検索結果:2件中1件から2件まで表示