交響曲第15番(室内楽編曲版) クレーメル、C.ハーゲン、他 +室内交響曲集 バルシャイ&ヨーロッパ室内管
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ハルデン | 東京都 | 不明 | 2009年07月18日
室内交響曲を聴く上で模範となるセットだと思う。全編音色に温かみがあり、弦楽合奏(一部管楽器等も混ざるが)も統率がとれていて素晴らしい演奏になっている。しかし、もっと激しさも欲しい…と思ってしまうのは贅沢な注文か。第8番の第2楽章なんかは弦楽四重奏であれだけの狂気を抉り出せるのに、合奏になると安定に傾くのはどうかと。そんな音楽じゃない!と不遜ながら思ってしまう。ちなみに第4番の編曲はテンポ、奏でられる音楽共に圧倒的な世界を構築しており、このアルバムの白眉だと思う。最後に、デレヴィアンコの交響曲第15番の編曲について述べておきたい。これは、駄作と呼んで差し支えないだろう。せっかく原曲で名演が数多くあるというのに、わざわざこれを取り上げるほどのものがこの編曲にはない。室内交響曲がいかによくできた編曲であることを示すために聴くという穿った見方もできるが…言い過ぎだろうか?1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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