初期ピアノ作品集 ヘンク(p)
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ゆ | 東京 | 不明 | 2007年05月03日
モンポウの演奏でも感じたが、宇宙の時空間にそのまま繋がる、遠い海鳴りの様な残響に浮かぶ単音の移ろい。禅の公案に、片手の音を聴け、というのがある。音はしないとも言えるが、空中の片手は今まさにそのまま宇宙の森羅万象の音の生まれる瞬間に立ち会っているとも言える。ヘンクの残響音の多用は、その辺の呼吸を何とか表現したいからではないのか?そこにヘンクの演奏の奥行きの深さがあるように思う。3人の方が、このレビューに「共感」しています。
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