Violin Concerto: Martzy(Vn)Fricsay / Berlin Rias So +pieces
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西荻椿山 | 東京都 | 不明 | 2013年02月26日
本演奏を知ったのはHMVレビューにあるハルトナック著「二十世紀の名ヴァイオリニスト」によってです。確かにまともな録音状態で聴ける演奏としては本曲の首位にあるものとされています。さて、本演奏はオケはドイツだが、指揮者、ソリストはハンガリーです。ハンガリーといえばチャルダッシュで、ドヴォルザークは隣国で同民族ではないのだが、本曲には第1楽章の跳躍するような主題をはじめ、全体に(緩徐楽章にさえ)それと通底するラプソディックというか活発さが満ちていると思います。マルツィは生まれつき共感しやすいであろう本曲を素晴らしい気迫をこめて弾いていて、躍動感が見事なこと、他盤を聴いたことはほとんどない(後述のとおりいろいろ聴いて確認する気になれない)のだが、ハルトナックの評にまちがいはないだろうと感じます。ただ、この上ない演奏で聴いてさえ第1楽章はともかく先に進んでいくにつれ退屈し、終了するころにはマルツィて清楚な美人だなとか他所事を考えてしまいます。ドヴォルザークはブラームスも羨んだ(その必要は全くないと思うが)というメロディメーカーだが、本曲に関してはたいしたことがないからでしょう。同じ作曲家のVc協奏曲よりはかなり下で、同じVnならブルッフの第1番のほうが上と思います。昔、レコード会社のクラシックポピュラー名曲百選シリーズに入っているのをついぞ見た覚えがないのも納得です。個人的には二度と聴く機会がなくても残念ではない曲です。なお、モノラル録音ですが、音は優秀です。手元にあるのはDG盤です。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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