歌劇『魔笛』全曲 アバド&マーラー室内管、他
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フランキスト | アメリカ | 不明 | 2006年09月05日
三人の侍女以外の歌手はいい。特に、やっとヴンダーリッヒの呪縛から解放させてくれる気配のあるシュトレール。巧くはないが、F-ディスカウのフレージングをよく研究しているのがわかるブラッハマン。成熟した女性を演じるレシュマン。アバドの指揮は少し考え過ぎ。表現にナチュラルさが欲しいことと、リズムにやや硬さがあること、歌手との微妙な呼吸のずれが残念。ライヴということ、オペラのオケでないことがあるかもしれないが、72歳という年齢も争えない。それでも、時折、ハッとさせられる瞬間があるのはさすが。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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Octavian | 東京 | 不明 | 2006年06月28日
去年この録音と同時期のバーデンバーデンの実演を観てました。はっきり言えば、実演での感動は今回のディスクでは出演者の違いもあり再現されず感動できず残念です。ライブでの波があるアバドの面白さ故?。例を挙げれば、序曲冒頭のシンコペーションでのアーティキュレーションの有機的な処理に感興を覚えたのが、今回は感じません。レシュマンのパミーナも悪くは無いが実演のハーニッシュのほうがアバド・コンセプトに沿った歌になっていました。総括すればそれでも新時代のアプローチを呈示したアバドに喝采!2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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いやみなぶらいあん | 世田谷区 | 不明 | 2006年05月02日
癌克服後のアバドはそれまでと は精神的な有り様がやはり違ってくるのであろうか。序曲からして弦の刻みが非常に生き生きとして、装飾音的というかフレーズの弾き方にも独自の工夫が見られ、長い期間暖めていたことをうかがわせる。抑制は効いているが悦楽感をも併せ持っている演奏だ。オケ、歌手を含めて若い演奏者で纏めた点が大いに功を奏し、フレッシュな感興溢れる結果となった。魔笛としては今まで(オリジナル楽器など)とはまた異なる、アバドらしい率直な清廉な好ましい演奏となったいる。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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martin | 神奈川 | 不明 | 2006年04月18日
音楽はしなやかに流れ饒舌さをみじんも感じさせない魔笛。ジングシュピールとしてはテンポが速いという意見もありそうですが、2枚一気に聞けてしまいます。歌手はレシュマン、パーペ以外は初めて聞く名が多いですが皆良く歌っています。中でも夜の女王を歌うハンガリーのエリカ・ミクローシャの歌声は素敵でした。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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