ピアノ協奏曲第5番、教会ソナタ第17番、他 ロバート・レヴィン(オルガン、チェンバロ)、エンシェント室内管弦楽団、ローレンス・カミングス、他
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Daisuki | 東京都 | 不明 | 2024年05月14日
レヴィンは以前のホグウッドとの録音では、K175をK382のロンドを終楽章として録音していた。これは他に例が少ないし、全集でもオリジナルの終楽章とロンドを選べるようになっているものを寡聞にして知らない。 全集が再開されると聞いて、K185のオリジナル終楽章での演奏を期待していたのだが、なんと今回はオルガンによる演奏である。 モーツアルトの研究本で、K175は強弱記号がないだけでなく、音域が異常に狭いため、フォルテピアノでもチェンバロでもなく、特定のオルガンを想定していたのではないかとされているものを何冊か持っている。 今回初めてオルガンによる演奏を聴けたのは感動であった。 K107はチェンバロでの演奏。この曲はフォルテピアノでの録音は稀であるが、これには理由があり、妥当な選択である。 楽器と楽譜の選択ということではレヴィンの全集でも白眉といっていいのではないか。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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