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ドヴォルザーク(1841-1904)

CD Violin Concerto: Prihoda(Vn)Kempen / Berlin State Co +tartini

Violin Concerto: Prihoda(Vn)Kempen / Berlin State Co +tartini

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    箕面猿。  |  大阪府  |  不明  |  2013年10月16日

    『ドヴォルジャーク』、である。もちろんチェコの作曲家ドヴォルザークのことだが、こう書くと、何か、重量挙げの選手か、乾した牛肉のようにも聞こえてくる。(そんなことないか。) まあ、発音のことはさておき、作曲家ドヴォルザークには、日本の聴き手の方に、多少の誤解がある、と私は思うことがある。それは、日本人の好きな、たいていの作曲家がピアノ弾き出身だったのに対し、ドヴォルザークはヴァイオリン弾き出身だったということである。 そんな些細なこと、と言うなかれ。ドヴォルザークに対して、大衆化してしまったいくつかの交響曲や、いかにもぎこちないピアノ協奏曲等を聴いて、少々彼を過小評価する向きのある人は、ぜひとも、ヴァイオリンのために作曲された『ソナチネ』とか、『マズレック』とか、『4つのロマンティックな小品』とかを聴いてみて欲しい。いかにも旋律楽器らしい、きれいなメロディーに、ヴァイオリン特有の超絶技巧や重音奏法等を交えて、思わずうならせる出来映えになっている。 中でも、ドヴォルザークのヴァイオリン協奏曲は、この作曲家をしてかくも、と思う程、真摯で深い情感が盛り込まれている傑作である。個人的には、有名なチェロ協奏曲よりもよほどこちらの曲の方を愛しているが、逆に、重すぎて軽々に向き合えない曲でもある。 演奏は、古くてもプシホダ(「プルジーホダ」なんてとんでもないのである。)の旧録音が一番。’30年代、SP録音の『ツィゴイネルワイゼン』等を聴くと、彼は、どちらかと言えば、ハイフェッツのようなドライな完全主義者に近い感じがするが、この曲に関しては、まさしく入魂の気迫で作品に応えている。 歌い回しは、まさしく天衣無縫、と言った感じで、引きずるような深刻な暗い情念をぶつけたかと思うと、歌うべきところはしみじみと歌い、明るいパッセージではひばりが舞い上がるような軽快さを聴かせる。 また、曲想に合わせて、微妙にピッチが揺れている感じがするのも絶妙だ(反則かも)。 部分部分では、真面目にやっているのに、全体としては、ある種アバウトな、ボヘミア風の自由な表現になっているのが面白く、また、この曲にぴったりと合っているように思う。 録音も意外に良くて、針音は少なく、古風に引き締まったオケの残響までよく聴こえる。’43年録音、とあるので、オリジナルは最初期のテープ録音かもしれない。 余談だが、プシホダの使っていたストラディバリは、彼の引退後、ヴァイオリニストの後輩であるスークに貸与されたらしい。私は大人なので、プシホダとスークを比べてどうのこうの言うつもりは全くない(スタイルが違いすぎる)が、スークの全盛期、東欧だったスプラフォンのマイクは、果たして機材としてベストなものだっただろうか?という自問は、時に私を少々困惑させる。

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    新十郎  |  不明  |  不明  |  2012年06月25日

    この音はだれとも違う、そして魅せられる 作曲者の思い描く演奏ではないかもしれないが、こうでなくてはと思わせる説得力がある 多くの方に聴いていただきたい

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