『トリスタンとイゾルデ』全曲 カール・ベーム&バイロイト、ビルギット・ニルソン、ヴォルフガング・ヴィントガッセン、他(1966 ステレオ)(3CD)
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ハッチ | 愛知県 | 不明 | 2021年02月22日
ワーグナーで一番好きなオペラ。 名匠、カール・ベームとバイロイトの夢の共演。 ニルソンの名演が光る。 30年前に名古屋でジェシー・ノーマンのトリスタンを生で観たが、 ラストの愛の死では鳥肌物だった。 会場の3000名は咳払いひとつなく、 エンディグまでノーマンの圧倒的な声に静まり返っていた。 トリスタンと言えばニルソンの十八番だが、 ワーグナーの音楽には魔力がある。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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silver | 岐阜県 | 不明 | 2016年07月31日
悪かろうはずも無いのだが、アルカイックでストイック過ぎ。もう少し曲の持つ官能性を出して欲しかった。バーンスタイン盤に親しんでいる耳には物足りないというか・・もどかしさがあった。ゲルマン騎士・カール・ベームの音楽であるな、という感想。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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mari夫 | 東京都 | 不明 | 2014年04月06日
「トリスタン」はクナとVPOとニルソンのハイライトで刷り込みが出来た。あれは大海原がうねるようなクレッシェンドが引いていって最後の和声に到達した時に本当の法悦というものを聞いた(バイエルンでの全曲ライブは録音のせいでやや彫りの深さに欠けて聞こえるが、それでもこの路線では比類がない)。その身で初めてこのベーム盤を聞いた時には、強い違和感を覚えた。何しろテンポは一気呵成、響きもクナのような神秘の襞も何もなくセックな響き。寄せては返すクナのダイナミズムとは対照的に、古典音楽のように拍の頭で明確に引っ張る進行。これじゃまるでトリスタン・マーチじゃないか(多分世評に高いフルトヴェングラーの演奏の信奉者からも似たような感想が出てくるのではないか?私にはあれは真骨頂だとは思えなくて、一幕のないベルリン・ライブをこそと思うが)?下での星の少ない方達の評価も概ね同じ感想だろう。しかし聞き返していくうちに、これがヴィーラントとともに新バイロイト様式のパラダイムをつくる革新的で白熱的な演奏であることに気づかされていった。白夜に展開される灼熱の恋愛劇の一瞬たりとも緩まない迫力!ニルソンは上記のクナとの若い時と比べて、輝かしさはともかく、声の柔軟さは失ったと思うが、ベームのこの路線には沿っている。ヴィントガッセンは実演だとニルソンとあまりに声量が違いすぎる(大昔に大阪で聞いた)が、マイクを通せば許容範囲で、むしろとくに三幕の表現の深さに打たれる。生の人間というより象徴劇の主役に相応しい。ルードヴィッヒはニルソンとは対照的に柔らかい声で二重唱の背景を彩る。タラヴェラのあマルケは、いつもの潰れたような声でやや興醒めだが、まぁ仕方ない。6人の方が、このレビューに「共感」しています。
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ほんず内閣総理大臣 | 北海道 | 不明 | 2013年01月12日
「レコ芸」の大賞も受賞した、定評のある名盤ですね。みなさまの評価も大変に高く、そしてそれは全くその通り、とも思います。ですが、今回、かなり久々に聴き直してみて、いろいろ考えるところがありました。前回聴いたのは10年ほども前でしょうか、その後数多くの『トリスタン』のディスク(CD、DVD)を視聴し、実演でも聴き、私自身『トリスタン』についてそれなりに親しみと認識を深めたつもりでおります。ベームの『トリスタン』を聴いて思ったのは、「これは伝統的な劇場における演奏なのだな」ということです。聴衆を前にして、一度始めれば途中で止めることのできない、そして演奏者みなが集中し感興に乗り、活きたドラマを再現してゆく劇場での音楽、それがこのディスクに収められたものなのだなあ。セッション録音では細部にこだわって表現の差が大きくなり、劇であるよりもまず音楽である要素が強いディスクもあります。しかしこの演奏では、精緻なニュアンスの描き分けよりかは、演奏者全員が恐るべき集中力で勢いに乗って驀進するそのエネルギー・パワーに圧倒されます。そうした姿勢が最も成功したのが第3幕で、傷を負ったトリスタンの熱と狂気が噴出する、まさに圧巻の出来栄え。一方、第2幕はやはりしっとり感がもっと欲しいかな。「愛」の場面であるよりかは、「愛と死をめぐる対話」という趣がありますかねえ。主役二人の哀しみをリリカルに歌った佳演が、近年はいくつか出ておりますな。以下、個別にコメント。ベームの指揮は強靭で清潔なもの。音楽は全く停滞せず、常に明確で揺れがない。テンポをびしっと決めて、歌手を安心して乗せてゆきます。劇場経験の豊富な人ならではの安定感はさすがです。そしてほとんど爆演に近い管弦楽の咆哮もベームならではのもの。これは主役二人がヴィントガッセンとニルソンだからできたかもしれませんね。さて、ヴィントガッセンはもともと声質はローエングリン向けのユーゲントリッヒャー・テノールなので、本当はトリスタンは彼には重すぎる役でしょう。でも声量があれば劇場でも問題がないので(彼の実演は知りませんが)、それで当たり役にもできたのかな。ヘルデンテノールの典型のズートハウスやロレンツのようなスーパーロブストな声と違い、繊細でリリカルな歌に向いていそうですが、ヴィントガッセンはむしろ勢いに任せて疾駆するような歌を聴かせます。仕上がりはややラフでして、特にフレージングに問題はあるようで、もう少し「歌」として丁寧に聴かせて欲しかったな。一方、ニルソンは貫録たっぷりのイゾルデ。こちらもややラフな歌で、迫力満点ですがやや美感を欠きます。それに、個人的にはどうもニルソンは美声だと思えないのですな。ちょっと魅力薄。ヴェヒターのクルヴェナールが実にすばらしい。若君を守り心からの忠義を尽くす股肱の臣を、力強い声で見事に歌いました。ルードヴィヒのブランゲーネは強いニルソンに見事に寄り添って、こちらもひけをとりません。マルケ王は裏切られつつ許しもする、マヌケでお人好しとも言えるし、気の毒だけど徳高い人とも言えるし、役作りは難しいところかもしれませんが、タルヴェラは声の威力でひとまず乗り切りました。総じて強力なキャストを揃えたバイロイトならではの布陣。録音は文句なし。バイロイトの特殊音響をよくとらえ、咆哮するオケとそれに負けない歌手の歌を絶妙に再現しました。このディスクは、戦後バイロイト全盛期の時代を背負った指揮者と歌手による「歴史的な名演」という評価、位置づけにするのがよいかと思います。上記のような不満はありますし、『トリスタン』という作品のさまざまな魅力を伝えてくれる演奏は他にもありますので、あえて「最高」とは申しません。ただ、劇場での現場経験の豊富な熟練の名人たちによる「活きたドラマ」がここにはあって、全曲を聴きとおして大いに感動したことは事実であります。もちろん、お薦めいたしますよ。9人の方が、このレビューに「共感」しています。
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晴釣雨聴 | 大分県 | 不明 | 2012年04月29日
久しぶりに聴いてみたが、これはベーム畢生の名演である。 この演奏を批判して<愛の甘美>の不足を指摘する向きもあり、確かに耽美的な側面は希薄かもしれないが、その代わり<愛の嵐>の吹きまくる最高の叙事的音楽劇を実現している。歌手陣も当時最高の布陣であり、若い聴き手の中にはニルソンのイゾルデを性格的に強すぎると感ずる人もいるかもしれないが、当方にはベームの音楽作りにとってこれ以上は考えられない絶唱と思われる。半世紀近く前の録音であるが、音質も予想以上に良好で、更なる高音質化に値する名演であるものの、このままでも<ベームのトリスタン>を満喫できる。5人の方が、このレビューに「共感」しています。
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現代ハイエンドを見放した男 | 不明 | 不明 | 2012年04月13日
音盤として初めて聴いたのがこのベーム盤だったが、後々になって最初に聴くべきではなかったと後悔させられた。他のどの演奏を聴いても生ぬるく感じてしまう! キャスティングの豪華さは言うまでも無く、特にニルソンのイゾルデは凄いの一言。だが個人的にはヴィントガッセンのトリスタンに完全に心を奪われた。中でも第3幕の絶唱!その肺腑を抉るような歌唱はいつ聴いても戦慄させられる。そしてライブにおけるベームの凄さ!確かによく言われているとおり官能美からは遠い表現だが、それを補って余りある迫力、躍動感、そして濃厚さに痺れてしまう。録音も悪くなく、私的にはフルヴェン・クライバー等を凌いで私の座右の盤のひとつとなっている。7人の方が、このレビューに「共感」しています。
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つよしくん | 東京都 | 不明 | 2011年07月05日
ベームの遺したワーグナーのオペラの録音には、バイロイト祝祭管との歌劇「さまよえるオランダ人」の演奏(1971年)や、バイロイト祝祭管との楽劇「ニーベルングの指環」の演奏(1966、1967年)など数々の名演を遺しているが、それらの名演にも冠絶する至高の名演は、本盤におさめられたバイロイト祝祭管との楽劇「トリスタンとイゾルデ」であると考える。それどころか、同曲の他の指揮者による名演であるフルトヴェングラー&フィルハーモニア管による演奏(1952年)やクライバー&シュターツカペレ・ドレスデンによる演奏(1980〜1982年)と並んで3強の一角を占める超名演と高く評価したい。そして、フルトヴェングラーが深沈とした奥行きの深さ、クライバーがオーケストラのいぶし銀の音色を活かした重厚さを特色とした名演であったのに対して、ベームによる本演奏は、実演ならではのドラマティックで劇的な演奏と言えるのではないだろうか。そして、学者風でにこりともしない堅物の風貌のベームが、同曲をこれほどまでに官能的に描き出すことができるとは殆ど信じられないほどであると言える。ベームは、実演でこそ本領を発揮する指揮者と言われたが、本演奏ではその実力を如何なく発揮しており、冒頭の前奏曲からして官能的で熱き歌心が全開だ。その後も、トゥッティに向けて畳み掛けていくような気迫や緊張感、そして切れば血が吹き出してくるような強靭な生命力に満ち溢れており、全盛期のベームならではのリズミカルな躍動感も健在だ。テンポは若干早めであると言えるが、隙間風が吹くような箇所は皆無であり、どこをとっても造型の堅固さと充実した響きが支配しているのが素晴らしい。とりわけ、第2幕のイゾルデ役のビルギット・ニルソンとトリスタン役のヴォルフガング・ヴィントガッセンによる愛の熱唱は、ベームの心を込め抜いた指揮も相まって、おそらくは同曲演奏史上でも最高峰の名演奏に仕上がっていると言えるところであり、その官能的な美しさといい、はたまたドラマティックな迫力といい、聴いていてただただ圧倒されるのみである。そして、第3幕終結部の愛と死におけるビルギット・ニルソンによる絶唱は、もはや筆舌には尽くし難い感動を覚えるところだ。これらの主役2人のほか、クルヴェナール役のエーベルハルト・ヴェヒター、ブランゲーネ役のクリスタ・ルートヴィヒ、そして、マルケ王役のマルッティ・タルヴェラによる渾身の熱唱も、本名演に大きく貢献していることを忘れてはならない。また、その後大歌手に成長することになるペーター・シュライヤーが水夫役で登場しているのも、今となっては贅沢な布陣と言える。録音は、従来盤でもリマスタリングが行われたこともあって十分に満足できる音質であると言えるが、同曲演奏史上トップの座を争うベームによる至高の超名演でもあり、今後はSHM−CD化、そして可能であればシングルレイヤーによるSACD&SHM−CD化を図るなど、更なる高音質化を大いに望んでおきたいと考える。10人の方が、このレビューに「共感」しています。
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蟹缶 | 東京都 | 不明 | 2011年03月05日
かつてはフルトヴェングラー盤とともにベスト盤争いの上位を競ったベーム盤だが、その歴史的意義はすでに過去のものになったように思う(笑)。ただし同じライブ録音とはいえ正規のバイロイト上演の継ぎ接ぎしてる為に会場ノイズが多く雑で出来の悪いベームの「指環」とは全く違う。こちらは録音の為の特別な上演が元になっている。ベームの自伝によると「前奏曲から終幕のイゾルデの愛の死までが一つの音楽的なクレッシェンドである「トリスタン」ではスタジオ録音は考えられない」とのベームの意見により(本当かな?)バイロイト音楽祭開幕前に五百人の特別な観客をいれて一幕づつ別の日に演奏してそうだ(もちろんゲネプロや本公演の音源も一部使われているはず)。お陰で歌手はリフレッシュしてその幕に全力投球出来たとの由。その効果は特に盛りを過ぎたロートルのヴィントガッセンにおいては大きかった。「指環」でのスタミナ配分を気にしておっかなびっくり覇気のないのジークフリートとは大違いだ。トリスタンでは声の衰えをさほど感じさせない情熱的な歌唱だ。もちろん全盛期のニルソンの無尽蔵とも思える輝かしい声に比べると(特に愛の二重唱では)バランスが悪いが当時のヴィントガッセンとしてはベストフォームだしニルソンに匹敵する声量のヘルデンテノールなど昔も今もいないだろう。この作品は主役の二人さえ立派なら成り立つオペラだが、さすがはバイロイトだけあって脇のルートヴィヒ、ヴェヒターらも充実している。タルヴェラは誠実なマルケ王にしては癖のある発声だが声自体は立派。オーケストラを指揮する老人にとっても長時間の楽劇を指揮する負担は軽減されるわけで一幕毎に集中できるという利点があったのだろう。「指環」におけるムラの多い指揮と違って「トリスタン」ではテンションが途切れる事なく高い完成度だ。ただし・・・ベームという指揮者は「トリスタン」という音楽には向いてない。そのせかせかしたテンポでは音楽的なうねりがブツ切れの打ち上げ花火で終わってしまい不完全燃焼。パウゼで間が少ないために音楽がどんどん前のめりになってしまう。聴いていて非常にイライラさせられる。そもそもベームはモーツァルトやRシュトラウスが上手い指揮者だ。ワーグナーは「オランダ人」みたいな単純なオペラならいいのだが音楽的スケールの巨大な後期の楽劇を振る力はないと思う。昔のようにこのオペラの録音が珍しかった時代はともかく、今では「トリスタン」には数多くの名盤が犇いている。歌手の点でもニルソンを圧倒的にしのぐイゾルデは今もいないが、この録音のヴィントガッセンを超えるテノールなら幾らでもいる。そういう意味でも、くりかえすが、その歴史的意義はすでに過去のものになったように思う(笑)。ま、本来は☆2つ位が正当な評価だと思うが、ベームヲタがぎゃあぎゃあ五月蝿いので☆一つおまけしとこう(笑)。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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ミケランジェリ | 東京都 | 不明 | 2010年12月30日
歌手はたいへん立派。今聞いても色あせることのない一時代のまさに金字塔。 ただベームという指揮者は永く聞いているのですが、どうもよくわからない。 こういう曲には合わないのではないでしょうか。 ムラがあるというか、うまく言えないのですがしっくりしていない。 欧米で忘れられつつあるのもそういったところではないのでしょうか。 フィデリオとかモーツァルトの中期のシンフォニーとか、構造の単純な楽曲では とてもいい演奏をするのですけどね。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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平成生まれのワグネリアン | 大阪府 | 不明 | 2010年04月08日
クライバーやバーンスタイン、フルヴェンなど多数の名盤がある「トリスタン」ですがファースト・チョイスにはやはりこれが一番だと思います。 ベームの旨さに舌を巻きますし、2人の歌手が強力。脇も良く、隙のない演奏。ベームのバイロイトライヴはどれも名演ですね。5人の方が、このレビューに「共感」しています。
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千葉のアリアドネ | 千葉県 | 不明 | 2010年01月11日
ニルソンは自叙伝で言う。「多くの、正確には33人の優れたトリスタン指揮者と歌ってきた。なかでもカール・ベームの音楽解釈に及ぶ人は誰もいないと断言できる。それは初めから終わりまでまるで一つの愛の告白であった」(「ビルギット・ニルソン オペラに捧げた生涯」春秋社2008 P308)。62年以降ヴィーラントの演出(本当にこの舞台を見たかった。もう少し写真でも残っていないのか)により、新バイロイトの頂点と讃えられた演奏の記録だが、特に二人の「あてこすり」のやりとりから媚薬を飲む終盤への精緻且つドラマチックな音楽展開が素晴らしい第一幕、前奏曲の深い情感から、仰ぎ見るスケールと格調を持って愛の死へ進む第3幕の感銘は言葉にならない。再びニルソンの言葉を借りよう。67年12月のウィーン国立歌劇場のトリスタンについて「彼はこのオーケストラからは予想もしないようなトリスタンの音色をひきだせることを知っていた。新聞はフルトヴェングラー以降聞いたことのない完璧な演奏と絶賛した」(一部略同242P)。我々はまだベームのトリスタンの魅力の半分しか知らないのではないだろうか。没後30周年(2011)を前に、是非ベームとヴィーン国立歌劇場のワーグナーを発掘して欲しい。12人の方が、このレビューに「共感」しています。
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名古屋の鉄 | 愛知県 | 不明 | 2009年09月12日
20年に亘って聴き続けているCDです。ベームはこの演奏だけでも十分、名を残す指揮者であり、この記録はそういう価値のあるものであると信じています。 但し、この演奏を朝聴くと、終日、頭からトリスタンの旋律が離れず、仕事になりませんので、ご注意ください。ある意味、この演奏は麻薬です。10人の方が、このレビューに「共感」しています。
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マラ3マニア | 東京西麻布 | 不明 | 2009年02月15日
英雄的でドラマチックなヴィントガッセンのトリスタンに、情熱的でありながら清楚さを失わないニルソンのイゾルデ。この二人に名歌唱にブランゲーネにルードイッヒを得た事にこの名盤に千金の価値を与えている。そして統率する巨匠カールベームの指揮についてはどんな賛辞の言葉を送っても足りない。個人的にはCDで聴くトリスタンはこれ以上のものは今後現れないと思う。7人の方が、このレビューに「共感」しています。
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Pianist | Tokyo | 不明 | 2009年01月26日
ドラマティックで素晴らしいセット。音楽の動きはクライバーほど物々しくはないが、実直でダイナミック。響きの感覚はどっしりしているがフルトヴェングラーのような悪く言えば不明瞭な歩みではない。ニルソンのイゾルデも彼女の他の録音での同役に比べれば音程もしっかりしている(特に中高音域)。「愛の死」のクライマックスで一瞬リミッターがかかるように聴こえるのが惜しい。ベームのこの曲のバイロイトライブには62年盤、65年盤もあり、ファンならば聞き逃せないが、何と言ってもこのDG盤が素晴らしい。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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マラ3マニア | 東京西麻布 | 不明 | 2008年03月22日
前奏曲だけを聴くつもりだったが、あまりの凄さに最後まで聴いてしまった。この緊張感と甘美さを同居させたトリスタンは空前絶後だと思う。ベーム博士。凄し!7人の方が、このレビューに「共感」しています。
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