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ブルックナー (1824-1896)

CD ブルックナー:交響曲第8番、シューベルト:交響曲第8番『未完成』 ヴァント&ミュンヘン・フィル

ブルックナー:交響曲第8番、シューベルト:交響曲第8番『未完成』 ヴァント&ミュンヘン・フィル

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    馬羅  |  愛知県  |  不明  |  2011年07月28日

    運よくワゴンセールで買ったベルリン・ドイツ響とのBOXセットが素晴らしかったので、買いそびれていた8番だけ今回の安売りで買いました。BPO盤は、なぜかざらついたサウンドが気に入らず物置にしまってしまいましたが、これは時折ざらつくだけなので、ヴァントの要求している音の質が好みに合わないことが確認できました。チェリの瞑想的な時間芸術に対して、もっと燃え上って間髪入れず拍手があった方がこっちも盛り上がりますが、チェリ以来ルーティンのようになってしまった間を開けた拍手はどうしたものでしょう。個人的にちょっと白けました。演奏も名所をドライブしたけど、事故もなく帰ってこれました的な感慨しか受けず、5番では凄い演奏をしている人と同じ人間と思えないほど、ほのぼのとした感じが残りました。ベルリン・ドイツ響のように真からオケが奉仕している様子が見えてこないのが一番の原因かもしれません。N響や都響のような日本のオケだったら、もっと緊張感が持続できたんじゃないかな。それから、これはADにプレスされたそうですが、演奏に伴うガチャガチャしたノイズが多く。(マーラーやストラヴィンスキーのように複雑な曲ならこれくらい出てもしかたないが、8番みたいにシンプルなオーケストレーションでこのレベルはきつい。)CDでは、下位ビットがカットされて適当に聴き易くなるけど、ADでは細かいノイズまでリアルになって聴いていられるか心配です。まあインシュレーターをたっぷり効かせた柔らかい音のプレーヤーがADの音だと信じている人には関係ないだろうけど。

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  • ★★★★☆ 

    ushio  |  東京都  |  不明  |  2010年09月21日

    ヴァントが衰えているのがわかる。1・2楽章はスケールが小さく、不出来。朝比奈&N響のほうがはるかに雄渾・雄大だ。アダージョはミュンヘンの弦がいい。フィナーレは、かつての剛毅さがなくなり、まったくチェリ風。やはり、ヴァントのブル8ベストは96年のBPO(ベルリン芸術週間ライブ)。セカンドチョイスはNDRか。椅子に座って指揮した18日の録音はないのだろうか?(終楽章27分半)

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  • ★★★★★ 

    ミック  |  千葉県  |  不明  |  2010年09月10日

    一聴して「ヴァントの同曲のベスト盤だ」と確信しました。 ベルリン・フィル盤は評判が良いですが、私にはその理由が理解できません。 いつものヴァントらしくなく統率力の欠けた、結晶化しない、濁ってうるさいオケの音にがっかりしました。 それに比してこのミュンヘン・フィル盤の素晴らしさはどうでしょう! 完全に結晶化したオケ、無意味な音は一つもなく、最後まで乱れる事なく実に悠然と立派に終わります。 こうなりますと朝比奈の2001年東京ライヴとどちらがベストか? 両盤の聴き比べは、クラシックファンの至福ここに極まれり!です。 尚、「未完成」も素晴らしいですが、ベルリン・ドイツ響との恐ろしい名盤の誕生によって、価値はかなり減じました。

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  • ★★★★★ 

    ショス  |  千葉県  |  不明  |  2010年01月03日

    この2曲ともこれを凌ぐ演奏は現れそうもないです。私は1991年のヴァント NDRの来日公演を聴きましたが、これほどの演奏ではなかった。すべてのテンポやバランスが、これ以外には考えられない、と聴きながら思ってしまう。勿論ほかの解釈もありえるけれど、これ以外にはないと理屈抜きに感じられてしまうほど、すごい演奏です。シューベルトも弦が人の声のように聞える。ただただ嘆息するしかない、クラシック音楽の至高の極みです。

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  • ★★★★★ 

    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  2009年12月05日

    ブルックナーの第8は、まぎれもなくブルックナーの最高傑作であると思うが、それだけに、ヴァントも、ライブ録音も含め、何度も録音を行ってきた。しかしながら、ヴァントの厳格なスコアリーディングによる眼光紙背に徹した凝縮型のアプローチとの相性はイマイチであり、93年の北ドイツ放送交響楽団までの録音については、立派な演奏ではあるものの、やや面白みに欠けるきらいがあった。しかしながら、本盤のミュンヘン・フィルとの演奏と、この数カ月後のベルリン・フィルとの演奏の何という素晴らしさであろうか。神々しいばかりの超名演と言っても過言ではあるまい。ヴァントは、これまでの凝縮型のアプローチではなく、むしろ朝比奈隆のように、より柔軟でスケール雄大な演奏を行っている。本盤は、ベルリン・フィル盤に比べると音質にやや柔和さが見られるが、この当たりは好みの問題と言えるだろう。微動だにしないゆったりとしたインテンポを貫いているが、同じミュンヘン・フィルを指揮したチェリビダッケの演奏のようにもたれるということもなく、随所で見せるゲネラルパウゼも実に効果的だ。演奏終了後、拍手が起きるまでの間に少し時間が空くが、当日の聴衆の本名演に対する深い感動が伝わってくる名シーンだ。未完成も超名演。かのワインがルトナーが、第1楽章の低弦による旋律を「地下から聞こえてくるように」と表現したが、提示部が終了し、展開部に移行する個所の低弦の軋むような重厚な響かせ方は、正に地下に降りて行くような趣きがあり、他の指揮者では決して聴くことができないもの。第2楽章は、早めのインテンポで淡々と演奏するが、随所に漂う何とも言えない寂寥感は、ヴァントとしても最晩年に漸く到達し得た至高・至純の境地と言えるだろう。

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  • ★★★★★ 

    ぽっちゃま  |  大阪府  |  不明  |  2009年11月14日

    HMVのレビューどおり、もっとも美しい8番を堪能できました。少々お高いですが、値打ちものです。

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  • ★★★★★ 

    モダニズムも好きT  |  しべりあおくり  |  不明  |  2008年01月29日

    絶賛される気持ちもわかるが、ここは正しく評価してほしい。ヴァントの目指したものは、楽譜をベクトルのレベルまで精緻に再現し尽くすこと、神話、感情、言語化できない不確かな物語のすべてを排し、ただ音のみの純粋な構築物を作ること。この作業を晩年まで極めようとした人だ。ヴァントの目指したものと、結果音響として立ち上るもの、それを聴いた人の主観は厳しく分離して論じなければ、ヴァントを論じたことにはならない。彼はただ精緻にベクトルに沿って音を積み上げただけ。一見無味乾燥な作業こそが、圧倒的音楽を生むのだから面白い。

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  • ★★★★★ 

    モダニズムも好きU  |  しべりあおくり  |  不明  |  2008年01月29日

    ヴァントの音楽には官能的でロマンティックな要素は皆無だ。許先生が指摘しているのはBPO(00)に巣食う余分なものだ。現実最高の名演の1つ、BPO(96)盤にロマンティックな要素は皆無。天衣無縫、神、境地といったヴァントが厳しく否定した物語、それが聴こえるのは厳しいが幻想に過ぎない。ただし、この盤(+4番)には幽霊が出る(笑)。ヴァントの音楽で始まり、後半オケの自発性が増すにつれ、私達はそこにチェリが立っていることを認識してしまう。これは否定できない。聴かれる特徴的な響き(倍音)はチェリそのものだ。

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  • ★★★★★ 

    ゆーさん  |  埼玉某所  |  不明  |  2007年11月02日

    ブルックナーの法悦境、ここに極まれり。それは、銀河の揺らめきにも似て幽玄そのもの。神々の世界、ニルヴァーナの境地の表出だ。演奏は天衣無縫の極み。まるで無から自然に生まれ、壮大な音の伽藍を築き、そして静かに無へと還るようだ。特に第三楽章は、頭を垂れて敬服せずにはいられない。つややかで、無垢で、しかし一方では官能的でロマンティックで、これらが高度な次元で溶け合っている。いくら書いても、私の稚拙な筆では、この演奏の素晴らしさを一隅たりとも表現出来ない。悔しいが、真の音楽とはこういうものなのだろう。ありとあらゆる筆舌を超え、ストレートに心臓を穿つからこそ、“名演”と呼ばれるのだろう。“最高”以上の賛辞を贈りたい。

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  • ★★★★☆ 

    J.O.  |  東京都世田谷区  |  不明  |  2006年12月23日

    ヴァント指揮のブル8は何種類か持っています。どれも堅固な演奏という印象ですが、このディスクは今までのものとは趣が違うといえます。 HMVレビューにもあるように、ヴァントが振っているとは思えない官能的な音がします。ミュンヘンフィルはこういう音を奏でるのですね。泥臭さの対極に位置するブル8とでもいえましょうか。ゆったりとしたテンポがこの曲には相応しいと思います。良い演奏を聴くことができました。

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  • ★★★★★ 

    no music,no life  |  Nara  |  不明  |  2006年12月02日

    ミュンヘンフィルのブルックナーに対する並々ならぬ感性の高さに敬服。全ての音、休符が感じ切っておりffになっても全く煩くなくコクがある。落ち着いたテンポの中で心の内側から湧き上がる音楽を表現しておりベルリン盤と比べても温もりを感じさせる。ベルリン盤のように録音に立体感がもう一つ欲しかったが、演奏自体は音楽の法悦とも言うべき実に素晴らしいものです。

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  • ★★★★★ 

    あやぽんさん  |  東京  |  不明  |  2006年11月06日

    ヴァントの圧倒的な名演だと思います。BPOとのブルックナーもすばらしいと思いましたが、今回のミュンヘンpoとのブルックナーの方がはるかに心に染み渡りました。こうして亡くなった故人の存在の大きさを感じてしまいます。

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  • ★★★★★ 

    ヴェルディ  |  東京  |  不明  |  2006年09月24日

    8番を聞いて感動するのは難しい。これまでに圧倒された演奏は、ケンペとトーンハレとの8番。ブルックナーの精神世界を謳い上げた名演奏だった。今回のヴァントの演奏は、ケンペ盤が俯角的に全体の構造を明らかにしたのに対して、ブルックナーの一音一音をしっかりと内面から捕らえて、その集積として曲全体の構造を明らかにしている。このソノリティは色彩豊かな最上のもの。楽章が進むにつれ昂揚し完成度が高くなっていくのも実演ならではのもの。そこには手管の影が全くない。総ての音がヴァントの人生であり、彼の人生へのオマージュである。

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    ミッドナイトボーイ  |  博多  |  不明  |  2006年09月20日

    かつてお世話になったクナッパーツブッシュやシューリヒトを取り出す機会が減った。ヴァントの緒盤は本当に精密を極め感情的なものを排し真実の美に肉薄する求道的なまでの姿勢に深く感動する。音楽を前へ進めて行こうとするのでなく、局面の緒情景の美を敬虔に表出してゆくので涙が出そうになる程だ。個人の好みではこのミュンヘンpo のが一番。

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    カバポチ  |  横浜市  |  不明  |  2006年08月15日

    ブル8に久しぶりに大感激! 何よりもオケの音色が筆舌に尽くし難いほど美しく、ブル8の音楽の素晴らしさを満喫出来る。ヴァントはベルリン・フィルとのCDがいまいちだっただけに、このミュンヘン・フィルとのCDは最高の宝物だ。クナ&ミュンヘン・フィル以来の名演奏だと思う。

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