交響曲『大地の歌』(室内オケ版) ルイジ&MDR響
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スカルダネリ | 東京都 | 不明 | 2010年11月26日
室内楽版の演奏の中では非常に優れたものだと思う。特にドリス・ゾッフェルの「告別」が聴き物。編成は弦楽を各パート数人で演奏しているので,主旋律がよく聴き取れる。逆に言うと室内楽版らしさは少し後退しており,フル編成なら良かったのに・・・とも思う。ルイジにはフル編成での再録音を期待したい。 カップリングのシェーンベルク編曲「さすらう若人の歌」は「大地の歌」以上に素晴らしい。トレケルの歌唱が大変に優れているうえ,小編成のアンサンブルの響きが瑞々しく,聞きほれてしまう。この編曲は,ピアノ版にもオケ版にない良さがあり成功している。この曲だけでも買う価値はあると思う。 パチもんの「大地の歌」室内楽版(シェーンベルクは楽器指定のメモを残しただけで,実際にはリーン編曲)も1枚ぐらいは持っておくか・・・というなら絶対のお勧め。「さすらう若人の歌」が好きならさらにさらにお勧め。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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