【中古:盤質AB】 『ニーベルングの指環』全曲 ハイティンク&バイエルン放送交響楽団、モリス、マルトン、イェルザレム(14CD)
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オペラが婚約者な男 | 東京都 | 不明 | 2010年12月04日
この年代のベストキャストが揃っているのが魅力的。スタジオならではの安定感にオケのアンサンブルの素晴らしさ。それでこの値段は安い。 ハイティンクの指揮は確かに「いろんな意味で無難」ですけど、それにより歌手の良さが引き立っていますし、他の盤では得られないようなツボもたくさんおさえています。例えば、ワルキューレのラストでのしっとりとした切なさとジークフリート一幕ラストの躍動感の対比、ジークフリート三幕冒頭から炎越えまでの手に汗握る緊張感(結構激しい!)、神々の黄昏の二幕のハーゲンとコーラスのシーン(大変だー!という感じのテンション)など、まるでファンタジー映画を見ているかのように物語が最初から最後までバランスよく彩られています。もちろんワーグナーらしい重厚な響きを求めて聴くとかなり欲求不満になる個所も多いですが・・・。 しかし、この透明感が有りそれでいて上品になり過ぎない色彩豊かな響きに身を任せていれば、不思議と登場人物の情感が胸に迫ってきて、最後には充実した満足感を与えてくれます。これには歌手の健闘(特にモリス)や音質の良さも関係してますが。11人の方が、このレビューに「共感」しています。
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マラ3マニア | 東京都 | 不明 | 2010年04月13日
ハイティンクの指揮は常に中庸で、指揮者の主張が少ない。過去の巨匠たちの演奏に比べ、あくが少ないが、そのぶん曲の魅力を存分に引き出す。久々にリングを楽しめたが、このような名盤がこの値段で買えるのは嬉しい。11人の方が、このレビューに「共感」しています。
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プロトン | 群馬県 | 不明 | 2015年10月24日
リングでこれほどオーケストラが有機的で美しい演奏は他に無いのではないでしょうか。深々とした響きが終始鳴り渡り、特にチェロの音域は最高です。録音の良さだけでは無く、ハイティンクの指揮がものを言っていると思います。歌手陣もモリスを筆頭に素晴らしい。マルトンのド迫力はかつてのヴァルナイに肉薄しているのでは。ベーレンスのようなタイプが好きな方はダメかもしれませんけど。8人の方が、このレビューに「共感」しています。
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KM | Hakata | 不明 | 2008年09月12日
この指輪は肩が凝らないのがいい。ハイティンクは、軟派だが一応ツボは抑えている。ドイツ語はよく聴き取れる。Bavarian RSOは下手じゃない。それから、この演奏は、ベーム盤のような、いわば指揮者と歌手の絶対的関係にもとづいた指揮者中心型ではないので、のびのびした開放感がいい。表現の強さ、アクの強さを求めるなら、他の盤を選ぶのがよかろうが、そういう演奏は疲れる。7人の方が、このレビューに「共感」しています。
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ぽっちゃま | 大阪府 | 不明 | 2009年09月26日
ロイヤルオペラハウスでハイティンクのリングを見たことがあるが、イェルサレムは、そのときより元気で、歌手陣が揃っており、歌を聴かせるリングだと思います。もちろん、楽団もハイティンクと相性がよく、メリハリがよく効いていると思います。6人の方が、このレビューに「共感」しています。
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蓮華人 | 船橋市 | 不明 | 2008年05月31日
コンセルトヘボウにはメンゲルベルクのトラウマがあったみたいで、さらにべイヌムの急逝もあり、蘭国人に限る?という縛りで、突然白羽の矢を立てられ、よたよたスタートだったが、ハイティンクの粘りはすごい。結局牛耳ってしまった。故にマエストロとしての評価が確定してしまった。まあ、あんまり面白くないんだけど‥‥。ただ、音楽の音楽としての素晴らしさを限りなく抽出して、聴き終えたときに計りようのない満足感を与えてくれる。このワーグナーも然り。録音もEMIでなくフィリップスの過ちでないかとも得るほど素晴らしい。6人の方が、このレビューに「共感」しています。
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トロイラス | 神奈川県 | 不明 | 2008年05月05日
若い時から若年寄と呼ばれたり、全集野郎とか呼ばれたりしたハイティンクも最近はドレスデンやシカゴにと大忙し。 個人的には最近の解釈は?なのだが(シカゴとのブルックナー、あまりに遅すぎませんか)バイエルン響とは1981年の魔笛との素晴らしい録音があり、相性は抜群! その期待を裏切ることなく、最高の音楽がここに展開されます。 ああ、もう指輪の全曲録音をマスマーケットに提供できる指揮者はいないのでは?5人の方が、このレビューに「共感」しています。
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カバポチ | 横浜市 | 不明 | 2008年05月02日
EMIにしては音質が素晴らしいのに驚いた!ハイティンク指揮のオケの音色・音響が実に魅力的で一気に全曲聴かせてくれた。これだけ演奏の質が高いと、画像なしのCDでも「指環」を十分に堪能出来る。アーノルドさんの言われるとおり、「黄昏」は特に傑出している。数ある「指環」全曲盤の中でも屈指の名演奏だ。5人の方が、このレビューに「共感」しています。
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アーノルド | 茨城 | 不明 | 2008年03月12日
リングをピースとして聞いていた自分が初めて全曲として購入してみたこのハイティンク盤「黄昏」は、この曲を初めて一気に全曲通しで聞かせてくれた演奏。最高だと思います。そのあと、ライン、ジーク、ワルと購入しました。ワルはもっとスケール感とかがあれば、よかったのにと思ったことを思い出します。にしても、リング全体としてはすばらしいと思う。特に、黄昏は特にお勧め。1幕後半と2幕と3幕が最高。ほとんど全部ですね(笑)5人の方が、このレビューに「共感」しています。
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妻三郎 | 福岡県 | 不明 | 2021年03月18日
1988-1991年の録音。 この極めて複雑で極めて長大な作品を、声楽入りの超壮大な交響詩の様に聴かせてくれる。 まさに聴くために録音された「指環」である。 そしてこのオールスター・キャストだ。 後年喉を痛めたステューダーとイェルザレムは全盛期の歌唱を聴かせるし、マルトンの力強くワイルドなブリュンヒルデは鮮烈な印象。 バイエルン放送響の一分の隙もない演奏も見事で、ハイティンクの指揮に完璧に応えている感じ。 ヴァーグナーの楽劇としてはさくさく行き過ぎて物足りない人もいるだろうが、この演奏はそこが魅力。4人の方が、このレビューに「共感」しています。
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かるび | 千葉県 | 不明 | 2021年07月16日
EMI録音らしからぬ音が良い。黄昏を聴くだけでも買う価値があります2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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不動明王 | 神奈川県 | 不明 | 2019年09月02日
EMI時代に購入して、素晴らしい録音と音質に感動して長らく愛聴盤として大切にしていたが、やむを得ない事情により手放した。それから、何年も経つが、どうしても聴きたくなって今回購入したのだが、ワーナー盤になったせいか分からないが、EMI時代と比較にならないほど音質が悪くなっていて凄いショックを受けた。あの感動は一体何処へ行ってしまったのだろう。録音年代の新しいスタジオ録音のステレオのはずなのに。中古でEMI盤を探して買い直そうかと思っている。本盤に限らず、ワーナー盤は良くないです。これはゆゆしきことだと思う。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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昭和の名盤楽派 | 東京都 | 不明 | 2021年08月11日
当時フルトヴェングラー盤しか無かったEMIが他社に負けじとレーベルの威信をかけて取り組んだといわれたのがこのリング。好きなオケだったので当時半信半疑で購入して聴いてみたのだが、大正解。録音はもちろん素晴らしく、バイエルン放送響が奏でる美しい演奏に歌手たちも見事に溶け込んで、美しき音楽作品としてのリンクを創り上げている。これを統率しているハイティンクの力量は素晴らしいとしか言いようがない。私は「リング」鑑賞は専らCDで聴く派であり、WALKMANに入れていつも持ち歩いて”つまみ聴き”しているのであるが、このハイティンク盤とカラヤン盤によく触手を伸ばす。レコード芸術として純粋に音楽を聴く者の目線で計算されて録音されたカラヤン盤は私のファーストチョイスであるが、次に続くのがこのハイティンク盤である。カラヤン盤と同じような趣向でつくりあげられていると感じているのは私だけではあるまい。多くのワーグナー・ファンに認知されて欲しい録音である。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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yuriko | 東京都 | 不明 | 2022年07月24日
購入して聴こうか迷って、まずは「ラインの黄金」と「神々の黄昏」だけを配信音源で聴きました。悪くはないが、特徴もないかな。なんというか、部分部分の管弦楽的パートにはいいところ、美しい演奏もあるのですが、オペラとして聴いたときにはダイナミックな感じがしないので、ストーリーに入り込めず、結果的にBGM的に流し聴きになってしまいます。スタジオ録音で丁寧な演奏とはいえます。効果音は微妙。歌手は録音時のベストメンバーなのでしょうかね。ソプラノ陣が全体に金切声系の声なのが気になりました。男声陣はなかなかです。私はモリスさんのヴォータンは若干苦手なのですが、客観的にはいい歌唱だと思います。バイロイトで歴代最長の13年もヴォータンを歌っていて、ワーグナー好きなら聴いたことが一度はあるはずのテオ・アダムにアルベリッヒをオファーしたのは誰なのでしょうか。マエストロですかね?ご本人もよくオファーを受けたなと思いますが、このキャスティングはちょっと謎です。先入観なしに聴けば、威圧感を出すところは迫力もあるし、渋くてなかなか聴かせるとは思うのですが、先入観なしというのがそもそも難しい。ヴォータンとのやり取りのシーンは、モリスが人間臭い声なのもあって、妙にノーブルで瞑想的な声をしたアダムのアルベリッヒが歌い出すと、どっちがヴォータンか分からなくなって混乱します。まあ、数あるリングの聴きくらべに一回聴いたらいいかなと思いました。私はやはりベーム盤が好きです。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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maruno | 兵庫県 | 不明 | 2020年09月08日
昭和の音楽評論家U氏が筆頭となって、ハイテンクを中庸と位置付けて低く評価していたのがそもそもの間違いです。音作りの手堅さがそのようになるのか?ハイティンクだって若きときはどうか知らないが、1980年代あたりからマーラーやショスタコーヴィッチの全集等に溢れる雄大な落ち着きとさりげなく漂うロマンティシズムはまさに巨匠ですよ!この指輪もそう!一流の歌手陣たちと一体となって指輪の音楽が紡ぎ出す世界を我々に届けてくれているのだ!ジークフリートの第3幕は圧巻!ウォータンとのやり取り、その槍を粉砕してブリュンヒルデを目覚めさせ、長大な二重唱からフィナーレまで、こんなにも聴かせてくれるのはそうそうないですね!神々の黄昏もいいね!ジークフリートが記憶を取り戻すあたりから、もう、たまらない!ちなみに、ワルキューレのV幕はやや残念かな。オケが指揮についていけていないところが稀にあるね。残念なのはそこだけ。ジークフリートを聴かせてくれるのがいいね。T幕も、小鳥の出るU幕も圧巻だが、さらにV幕はそれをも凌駕する。V幕は本来、作曲者が最も力を注いだというだけに、その作曲者が聴くと、さぞ喜んだろうとさえ想像させてくれる名演。ちなみに私はいつもジークフリートV幕を聴かせてくれるものが大好きで、最近のバイロイトではペトレンコも良かったね。ヤノフスキも良かったね。2006や2007のティーレマンが凄かった。ブーレーズも凄かった。一方、その点で弱いのがベーム盤。ベームを神と仰ぐ私がそう思っております。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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