自衛隊の経済学 イースト新書

桜林美佐

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784781650609
ISBN 10 : 4781650600
フォーマット
発行年月
2015年10月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
199p;18

内容詳細

安保法制によって日本が戦争に突き進むといわれている昨今、では日本が実際にどれほどの戦力を持っているか、どこに重点的に予算を配分しているのかと聞かれて即答できる人は少ない。本書では、自衛隊への直接取材をライフワークとし、防衛産業についても造詣が深い気鋭のジャーナリストが、これまでメディアであまり語られることのなかった自衛隊と経済のカラクリを縦横無尽に解き明かす。「経済的合理性」で考えれば、安全保障のために日本が何をすべきかが、くっきりと見えてくる。

目次 : 特別対談 上念司×桜林美佐「防衛経済のトンデモ理論を論破する!」(安保反対派の「ご都合主義」/ 「反米保守」の論理的破綻 ほか)/ 第1章 基本からわかる日本の防衛(戦後日本防衛史をおさらいする/ 日本の防衛が抱える潜在的リスク ほか)/ 第2章 数字で読み解く「防衛経済学」(日本と世界の防衛費を比較する/ 日本の防衛費は何に使われているのか ほか)/ 第3章 間違いだらけの「防衛経済」(本当は「軍事小国」の日本/ 専門の会社が存在しない国 ほか)/ 第4章 日本にいちばん必要な「防衛経済」とは(国益にかなう防衛経済を考える/ 「武器輸出で経済活性化」のウソ ほか)

【著者紹介】
桜林美佐 : 1970年東京生まれ。日本大学芸術学部卒。フリーアナウンサー、ディレクターとしてテレビ番組を制作したのち、ジャーナリストに。国防問題を中心に取材・執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • hk さん

    「百年兵を養うは、一日これを用いんがためである」 秋山真之の箴言だ。戦争とは一世紀に一度来るか来ないかの非常事態であればこそ、国家政府が常日頃から目を光らせておかなければならないという含意である。翻って現下の日本では、防衛産業規模は年2兆円でありGDPの0.4%以下となっている。パチンコ産業の1/5と書けばその脆弱性が浮き彫りになるだろう。本書はこのようにデータを駆使し、経済学の視座から自衛隊と国内防衛産業の不遇を鮮明に描写している。パチンコ10兆円産業に対して国防費5兆円という軽重倒錯は噴飯ものだ。

  • スプリント さん

    防衛産業の異質な実態が詳しく書かれており勉強になりました。

  • ゴジラ 芹沢 さん

    軍事に理解がないのは右翼も同じだろうに、必要以上に左翼批判が多いのが、残念。著者のような頭ごなしな言い方では、国民的議論を巻き起こせない。やっぱり日本の軍事産業は風前の灯火か。自衛官の給料の減額関連は、財務省の嫌がらせかと思うほどかわいそうだ。前に横須賀に行ったとき、艦対艦ミサイルが本来の数が8発の所、6発に減らされているのを見て、大体の見当はついていたのに、名札を見なかったため誤って砲雷長に、何で数が少ないのと質問してしまい、お金がないからと答えてもらった時のことを思い出した。

  • phmchb さん

    youtubeのくららチャンネルでみさ姉としてお馴染みの国防ジャーナリストの桜林美佐氏による国防経済の書。戦争ガーと叫ぶ「抵抗勢力」のノイジー・マイノリティを気にせずにまともな国防を築かなければならない。

  • Fumi Kawahara さん

    マンガは読書メーカーではカウントしていませんが、『いちえふ』読みました(・ω・)。電車の週刊誌の中吊りとかで原発作業員の低賃金で使い捨て!的印象を抱きますが、まっとうなサラリーマンやってて『いちえふ』読んだら「これは・・・低賃金になるし、不安定にもなるな」と納得する内容でした。で、防衛産業もまた似たような臭いを感じるなぁ、と。何も知らんで遠い外野席から「死の商人!」とか「米軍いらない!」とか野次を飛ばすのは、楽でいいよね。市場が小さすぎ、かつ、予測がつかない世界では、市場原理は働かないんだな・・・

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