「AIで仕事がなくなる」論のウソ この先15年の現実的な雇用シフト

海老原嗣生

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784781616667
ISBN 10 : 4781616666
フォーマット
発行年月
2018年05月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
215p;19

内容詳細

AIで人の仕事が消滅する……。
研究者による「20年以内に49%の仕事が消える」との予測から、5年が経った。
その間、「AI時代に生き残る仕事は?」、「AIに負けないスキルを身につけよう!」といった話題で持ちきりだ。
AIで仕事から解放されるという楽観論、AIで職にあぶれた貧困者が続出するという悲観論。多くの論があるものの、そもそも”議論の土台”自体からして、正しいのだろうか?

○研究者は仕事現場の”リアル”を知っているのか?
○導入コストやロボッティクスの開発スピードは考えているか?
○現在の雇用体系は理解されているのか?
○AIの影響はあるにしても、具体的にどんなプロセスを経るのか?

AIによる雇用への影響が、どこからどんなペースで広がっていくかを徹底検証。
長年雇用を見つめてきたカリスマがひもとく、「足元の」未来予想図。
これからの日本にとって、AIは救世主か?亡国者か?そして確実にやって来る「すき間労働」社会とは……?
井上智洋准教授、山本勲教授をはじめ、専門家や現場のスペシャリストたちの対談も収録。
*********************
はじめに
Chapter1. しっかり振り返ろう、AIの現実
 §1.ただいま人工知能は第3回目のブーム
 §2.ディープラーニングもAI進化の通過点でしかない
 §3.「AIで仕事がなくなる」論の研究価値
 §4.世紀の発明による社会変化と雇用への影響
 §5.プロが見たAI亡国論の妥当性
Chapter2. AIで人手は要らなくなるのか、実務面から検証する
 §1.AIで仕事はどれだけ減るか@――事務作業の未来
 §2.AIで仕事はどれだけ減るかA――サービス流通業の未来
 §3.AIで仕事はどれだけ減るかB――営業職の未来
Chapter3. この先15年の結論。AIは救世主か、亡国者か
Chapter4. 15年後より先の世界。“すき間労働社会”を経て、“ディストピア”か?
おわりに

海老原嗣生(えびはら・つぐお)
雇用ジャーナリスト、経済産業研究所コア研究員、立命館大学客員教授、奈良県行財政改革推進プロジェクトワークマネジメント部会長、人材・経営誌『HRmics』編集長、ニッチモ代表取締役、リクルートキャリア社フェロー(特別研究員)。
1964年、東京生まれ。大手メーカーを経て、リクルートエイブリック(現リクルートキャリア)入社。新規事業の企画・推進、人事制度設計等に携わる。その後、リクルートワークス研究所にて人材マネジメント雑誌『Works』編集長に。2008年、人事コンサルティング会社「ニッチモ」を立ち上げる。『エンゼルバンク――ドラゴン桜外伝』(「モーニング」連載)の主人公、海老沢康生のモデル。
主な著書に『雇用の常識「本当に見えるウソ」』(ちくま文庫)、『面接の10分前、1日前、1週間前にやるべきこと』(小学館文庫)、『仕事をしたつもり』(星海社新書)、『女子のキャリア』(ちくまプリマー新書)、『無理、無意味から職場を救うマネジメントの基礎理論』、『経済ってこうなってるんだ教室』(ともにプレジデント社)などがある。

【著者紹介】
海老原嗣生 : 雇用ジャーナリスト、経済産業研究所コア研究員、人材・経営誌『HRmics』編集長、ニッチモ代表取締役、リクルートキャリア社フェロー(特別研究員)。1964年、東京生まれ。大手メーカーを経て、リクルート人材センター(リクルートエージェント→リクルートキャリアに社名変更)入社。新規事業の企画・推進、人事制度設計などに携わる。その後、リクルートワークス研究所にて人材マネジメント雑誌『Works』編集長に。2008年、人事コンサルティング会社「ニッチモ」を立ち上げる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • なるみ(旧Narumi) さん

    職場で回覧されていた冊子で紹介されていたのをきっかけに読んでみました。この先15年、と区切って雇用シフトについて書かれていたのが勉強になりました。

  • hk さん

    第一章のみ読了。…うーん凡百のAI本の域を出ていない。どこかで聞いた言説のパッチワークといった趣だ。第一章の中で深層学習とは何かを説明しているのだが、結局堂々巡りの同語反復におちいってしまっている。「脳の認知メカニズムと同様の仕組み」がニューラルネットワーク(深層学習)だとしているが、それは明確に否定できる。本書でも述べられているように、脳の認知メカニズムの全容は解明されていない。解明されていない認知メカニズムをどうやって再現できるのだろうか? 著者は確信犯的に読者を煙に巻こうとしているのではなかろうか。

  • ま さん

    最近意識的にこの手の本を読むことにしている。事務職の仕事はAIを待たずともIT化で大部分が効率化されるという。確かに、現在の紙とハンコのスキームの中では頑張って効率化してる面はあるが、IT化を念頭におくと「なんで2020年代にもなってこんなことやってんの」ってことばかり。AIの普及で人々はすき間仕事に追いやられ、豊かな生活を享受はするものの仕事のやりがいはなくなる。これはある種の説得力を感じた。一段とやりがい搾取がはかどりそう。

  • Yuichiro Komiya さん

    タイトルほど中身は尖っているわけでなく、機械で代行できない細々とした作業があるから、すぐには仕事はなくならないだろう〜でも将来的には減るだろう、という感じ。

  • タカラ〜ム さん

    AIによって人間はいずれ仕事を失う。そんな話が不安を煽っているが、本当にAIによって人間の仕事はなくなるのだろうか。その疑問にアプローチするのが本書だと思う。確かに自動化できる仕事は多いかもしれないが、だからといって人間の役割がなくなるわけではない。本書にもあるように、空気や風に流されて不安ばかりをかきたてるのではなく、懐疑的であることが必要なのだと思った。そして、AIの時代に自分の役割をしっかり見据えることが大事なんだと思う。

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海老原嗣生

1964年、東京生まれ。雇用ジャーナリスト。大手メーカを経て、リクルート人材センター(現リクルートキャリア)入社。新規事業の企画・推進、人事制度設計などに携わる。その後、リクルートワークス研究所にて雑誌Works編集長。2008年にHRコンサルティング会社ニッチモを立ち上げ、人事・経営誌HRmics

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