いま死刑制度を考える

井田良

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784766421002
ISBN 10 : 4766421000
フォーマット
発行年月
2014年02月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
195p;19

内容詳細

人の生命を奪う刑罰について問う。最大の問題でありながら建設的・生産的な議論が行われないこの閉塞状況を打開し相互の理解を深めるため、第一線の法律家たちが制度の存廃と今後のあり方をめぐる冷静な議論を積み重ねる。

目次 : 序章 いま死刑制度とそのあり方を考える/ 第2章 死刑存廃論における一つの視点―応報的正義(Retributive Justice)から修復的正義(Restorative Justice)へ/ 第3章 日本の死刑制度について考える/ 第4章 わが国の死刑適用基準について/ 第5章 死刑制度―ドイツの視点からの考察/ 第6章 ドイツの無期刑と「責任重大性条項」―立法・判例の動向を中心に/ 第7章 ドイツにおける被害者支援活動/ 第8章 被害者支援と死刑

【著者紹介】
井田良 : 1956年生まれ。慶應義塾大学大学院法務研究科教授。法学博士(ケルン大学)。名誉法学博士(ザールラント大学、エアランゲン大学)。日本学術会議会員、最高裁判所司法修習委員会幹事、日本刑法学会理事などを務める。2006年にフィリップ・フランツ・フォン・ジーボルト賞、2009年にオイゲン・ウント・イルゼ・ザイボルト賞を受賞

太田達也 : 1964年生まれ。慶應義塾大学法学部教授。日本被害者学会理事、日本犯罪社会学会理事、日本更生保護学会理事、最高検察庁刑事政策専門委員会参与、法務省矯正局矯正に関する政策研究会委員、法務省研究評価検討委員会委員などを務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • サトシ@朝練ファイト さん

    この本はどちらかと言うと死刑制度存置を是とする感じを受ける。存置、廃止といろいろな考え方があり現在も含めこれからも大いに議論されるべきだと思う。ただ気になるのは、死刑制度を廃止している国々(英、仏、独)はテロリスト等には容赦せず、即行射殺って言うのはいかなる理由か?裁判を受けされてやれよなと常々思います。

  • 東田正平 さん

    様々な立場からの論考となっており、死刑制度に関して基本的な考え方・道筋を効率的に学べる。個人的には、被害者感情に配慮し、被害者を継続的に支援する制度を構築することが死刑廃止に至る唯一の道と断言した高橋則夫論文に惹かれるものがあった。また、死刑肯定論に立つ椎橋隆幸論文も、考えの整理に役立った。

  • 抹茶ケーキ さん

    死刑制度についての講演集。肯定論、修復的司法論、死刑判決の基準、ドイツの状況、被害者論が含まれている。講演集なのでもちろん網羅的ではないし、つながりが読みにくいところもある。序論で書かれていた宗教と死刑が関連するみたいな話が面白かった。

  • 新橋九段 さん

    専門的で難しい面もあるが示唆に富む。法律家の死刑肯定論は結構珍しいのではないだろうか。

  • Kaori Sato さん

    議論できる最低限の知識を得たくて(10数年前に大学で学んだことは残念ながらほとんど覚えてない)読んだけれど、知識を得ればなお悩みは深くなる。

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