壊れゆく景観 消えてゆく日本の名所

川村晃生

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784766413083
ISBN 10 : 4766413083
フォーマット
発行年月
2006年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
20cm,298p

内容詳細

自然景観や歴史的景観を壊すか残すかという問題は、単に環境問題の領域にとどまるものではない。私たちがどのような風景や景観の中で暮らすかという問いは、私たちの生活の質そのものにまで及んでいるのである。本書では、山野河海の、在りし日の名勝の美しさを、古典に謳われた多数の歌や写真、図版とともに紹介しつつ、現在の惨憺たる乱開発の状況を重ね合わせ、理念なき環境行政のあり方に警鐘を鳴らす。

目次 : 第1章 美しかった日本、壊れゆく日本(風景はいかにしてつくられたか/ 歴史的景観の成立/ 歴史的景観の破壊)/ 第2章 破壊された景観(海浜/ 山野/ 湖水と川/ 都市と生活)

【著者紹介】
川村晃生 : 慶應義塾大学文学部教授。日本文学、環境人文学。1946年生まれ

浅見和彦 : 成蹊大学文学部教授。日本文学、環境日本学、地域文化論。1947年生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 半木 糺 さん

    戦後の日本がいかに経済政策ばかりを追い求めて、景観や環境を壊してきたかを記している。目に見える建築物だけでなく、大合併の裏で消え去っていく地名や、騒がしすぎるあまり静寂さを失った京都駅の現状など、その問題意識は多岐に渡る。全力をあげて、これらの景観・環境の保全と復興に取り組まなければならない。京都に住んでいる者として、痛切にそう感じた。

  • 未読太郎 さん

    文学者からみた景観考察であり、歌や文学作品からの引用も多い。 地元・碓氷峠が唱歌「紅葉」の舞台とは知らなかったよ。 予定調和な文明批判的文章が終始続き飽き飽きする。 砂防ダムで砂州が消える問題は、消滅可能性都市が勝手に消滅すれば おのずと解決する問題であるような気がしてきた。

  • メルセ・ひすい さん

    8-26 赤86 和歌対比 全国、写真多い 仏蘭西礼賛!⇒植民地主義の国と一緒にならない。数百年アフリカ・アジアの生き血を啜り続けて来た国力と戦敗国と一緒にナラナイ!見識を疑う!日本の山野河海の、在りし日の名勝の美しさを、古典に謳われた多数の歌や写真、図版とともに紹介しつつ、現在の惨憺たる乱開発の状況を重ね合わせ、理念なき環境行政のあり方に警鐘を鳴らす。言いっぱなし、書きっぱなし??でなく・・積極的な活動の先頭に・・!                     

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川村晃生

1946年、山梨県生。市民活動家。慶応義塾大学名誉教授。日本文学の研究をベースに、環境問題に関心を持って以来、人文学から環境へのアプローチを模索。環境人文学を構想中。市民活動として、道路、原発、リニア、安保法制などの運動に関わっている。「ストップ・リニア!訴訟」原告団長(本データはこの書籍が刊行され

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